脚本を描かせていただいた映画『きなこ~夢を追いかける犬~』にまつわるエトセトラ。

12/17には、きなこの警察犬試験がある。

コンビを組むのは、もちろん今まで苦楽を共にしてきた、訓練士の川西さん。

だが、この試験を最後に二人は別れる。

詳しくは地元の四国新聞の記事を以下に添付。




きな子×川西訓練士/コンビ6年、最後の挑戦

人気コンビ、最後の挑戦。訓練でのドジっぷりと愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターで親しまれている見習い警察犬「きな子」と丸亀警察犬訓練所(香川県丸亀市飯野町、亀山伸二所長)の訓練士、川西智紗さん(25)のコンビが来春から別々の道を歩むこととなり、香川県内では12月17日に同市で開く県警察犬競技大会が最後の挑戦となる。川西さんが訓練所を退所し独立するためで、多くのファンに愛されてきたコンビの活躍も今大会で見納めに。大会を目前に控え訓練にも力が入っており、川西さんは「きな子への思い入れは一番強い。悔いのないように大会に臨みたい」と意気込んでいる。

きな子はラブラドルレトリバーの雌で2002年5月に同訓練所で生まれた。川西さんが専門学校の研修で03年9月に訓練所を訪れた際にきな子と出合い、翌春の入所から「見習いコンビ」の挑戦が始まった。注目を集めたきっかけは05年に高松であった県警主催の訓練会。高さ80センチの障害物を飛び越えられず頭から落ちたり、高所通過で足が震えて進めなかったりとずっこけぶりがテレビで放映された。キー局のワイドショーなどでも取り上げられ、一躍全国で人気者に。来夏にはきな子と川西さんをモデルにした映画の公開も決まっている。


5度挑戦した本命の競技大会で入賞経験はないものの、川西さんは今年7月の試験を経て一足早く日本警察犬協会公認の訓練士となった。来年4月に高松市で独立することを決め、コンビの解消となった。最後の挑戦に向け、連日行う土器川河川敷での訓練も佳境を迎えている。川西さんは「きな子と一緒に多くのことを学び、成長してきた。本番は平常心で挑戦したい」と話している。





シナハンに訪れたとき、きなこと川西さんと会った。
きなこは僕を見ると、走ってきてごろりとお腹を出して、撫でてくれと懇願する。
撫でてやると、とても幸せそうな顔をする。翌朝、河川敷で訓練しているところにお邪魔すると、他の犬が訓練している間、きなこはぐーぐーと眠っていた。
何て愛くるしいんだろうと思った。
川西さんからは、訓練士にとって、大変なことをいろいろ聞いた。
僕も何故か脚本家の苦労話を語ったりした。
二人にとって、最後の試験、陰ながら応援しています。


きなこ、頑張れ! 川西さん、頑張れ!