昨日の夜、彼は仕事が早く終わったようで、電話がかかってきました。
「今から実家に行ってくる」
「話に行くの…?」
「うん。ちゃんと言ってくるよ」
今回の件について(私の大学中退のこと、病気のこと、結婚のこと)、
まだ彼の両親にはまだ話していませんでした。
普通に順調に人生を歩んできた彼と彼の家族にとって、
私はいかに異端に写るのだろうかと怖くてたまりませんでした。
きっと反対されるに決まってる。
彼は大丈夫だと言ってくれたけど、報告の電話がくるまではらはらしていました。
そして夜11時半を過ぎた頃、ようやく携帯が鳴りました。
「もしもし。遅くなってごめんね。ちゃんと話してきたよ」
「うん…」
「帰ったら最初お父さんしかいなかったから、まずはお父さんに話した。
お前が決めたことなら信じてやりなさい。
周りに何を言われようとお前が正しいと思ったことが正しいんだ。
彼女のこと幸せにしてやれよ。
って言ってくれたよ。
嬉しくってちょっと泣いてまった」
「その後お母さんにも話したよ。
お母さんはちょっと現実的だからね。
やっぱりお金のこととか心配してたよ。
それから同棲のことなんだけど、難色示してたかなぁ。
結婚前に一緒に住むってのが考えが古いって言ってたけど難しいのかな。
ゆぅの両親の意見も聞いてみて、もし難しそうなら強行するべきじゃないって。
そういう確執はずっと残っちゃうからね。
でも完全否定はしなかったよ。
お父さんは彼女を幸せにしてやれってばっかり言うから、
お母さんはちょっとは息子の幸せも考えてなんて言ってさ。
ちゃんとお父さんもお母さんも話を聞いて理解してくれたよ」
私は涙が止まりませんでした。
彼のご両親の温かさに感動し、そして同時にすごく罪悪感にかられたのです。
私みたいなのがこんな温かい家族に入ってもいいのだろうかと。
私と結婚して、本当に彼は幸せになれるんだろうかと。
泣きじゃくる私に彼は優しく言ってくれました。
「ゆぅ。
世界で一番俺のこと好きなのは誰?
一番好きな人に一番好きって思われるなんてこれ以上幸せなことないよ」
「俺の幸せは、お前を幸せに出来ることだよ。
好きな人を幸せに出来るなんて最高じゃないか」
「ゆぅは胸張って両親に紹介出来るよ」
「俺にはこれから生きていく中でお前が必要なんだ。
いなかったら辛くてたまらないよ。
そういう存在なんだ。
そばにいて?」
たくさんの言葉を私にくれる。
会いたくてたまらなくなって、抱きしめてほしくて。
今すぐ来てなんてわがままを言ったけど。
とぉのその言葉は深く私の中に刻み込まれてるよ。
さて、私は毎週末彼の家に泊まりに行くことになっています(*v.v)。
いつもは金曜日の夜からなんですが、今日はお姉さん夫婦のところに行くということで、明日になりました。
昨日会いたいって言ったからか、今日お姉さん夫婦のところへ行ってから行くよって言ってくれたのですが、体調も心配なので明日にしました。
そして明日は、彼の家ではお盆の集まりがあるみたいです。
本当はそこで結婚の報告をする予定だったみたいですが、先に済ませたようです。
明日は私も久しぶりに祖母のところへ行こうと思います。
会うのが楽しみ