ついに、ちゃんと正式に彼からプロポーズを受けました
と言っても、事前にされることも分かっていたし、サプライズとは言いがたいのですが、
彼がけじめとしてちゃんとこういうことはする、と言ってくれたので。
婚約旅行に行ってきました(≡^∇^≡)
8月20日(金)の夜、彼は仕事が10時くらいまでかかり、それから一時間半くらいかかる私の家まで車で来てくれました。
近くのファミレスで遅い夕食をとり、栄養補給してから出発!!
本当は少しくらい運転を代わってあげたかったんだけど、毎夕飲む安定剤のせいで眠くてしかたなかったので、結局全部運転させてしまうことに(><;)
とか言いつつ、ドキドキして一睡も出来なかったんですが。
彼は明け方プロポーズをしようと考えていたみたいで。
最初は絶対海!って言ってたのに、どうやら行き先変更みたいで、どこに行くかは教えてくれませんでした。
空も白み始めてきたころ、ようやく目的地に着いたようです。
そこは超マイナースポット。
でも地元では日の出スポットとして有名みたいですね^^
何とか夜明けまでに着き、駐車場に停めて歩くこと約二分。
左側には富士山。
右側には広大な太平洋。
まさに絶景。
素晴らしい山です。
…が、こんな早朝に、こんなマイナースポットに、誰もいるはずないと思っていたのに。
異国に方々が朝からギターとか持ってきて、結構は大人数で歌を歌っておりました(°д°;)
母国の歌って感じで、彼はバックミュージックみたいでいいねって言ってました。
この時、自分の病気を思い出すべきだったのです。
空は段々明るくなり、もうすぐ夜明けという時。
彼は私を見て言いました。
………。
すいません、ぶっちゃけ、細かいことは何言われてるのかよく覚えていません(=◇=;)
このときから私は顔面蒼白、気持ち悪い、頭痛い、若干過呼吸気味だったのです。
でも、一世一代のプロポーズをしている彼はそんな私に気づくわけもなく。
そして、そんな彼を妨げることなんて出来るはずもなく。
「ゆぅ、目を閉じて。いいって言うまで絶対開けちゃダメだよ!」
「うん」
「いつの間にか、ゆぅは俺の未来の人生設計のなかに入り込んでて、これから先ゆぅなしなんて考えられない」
そう言って顔を私の耳元に寄せて囁くように言いました。
「俺の妻になってくれんか。…結婚しよ」
目を開けて。
そう言われて開けてみると、そこには白いハートの入れ物に入った婚約指輪。
思わず涙が溢れてきました。
指輪を用意してくれていたことも分かっていたのに。
なのにこんなにも嬉しい。
言葉にならなくて、それでもしっかりと私はうなずきました。
彼はそっと、私の左の薬指に指輪をはめてくれました。
しかし、こんな感動的な瞬間なのに、私の精神力は限界を迎えたようです。
もう立ってはいられなくなって。
その場でしゃがみこんでしまいました。
彼は泣き崩れたのだと思っていたようで。
しばらくしてからようやく私が、
「ごめん、気持ち悪い」
と言ったので気づいてくれました。
しゃがみこんでいたら少しよくなったので、とりあえず駐車場まで戻ることにしました。
「気づいてあげられなくてごめんな」
そんな風に言ってくれる彼に申し訳なくて。
駐車場に戻ると、そこには頂上と変わらない絶景が広がっていました。
車の中で話していると、いつしか太陽が海の際から顔を覗かせていました。
彼は写真を撮りたくてうずうずしていたようなので、撮っておいでと言いました。
喜んで写真を撮っている彼を見ながら、これ以上ない幸せをかみ締めていました。
富士山と、日の出と、海と。
絶景のマイナーな山を選んだ彼。
海なんかよりよっぽど彼らしくて、嬉しかった。
山は彼にとって特別なところだから。
「これから富士山を見るたびに、今日のこと思い出すだろ?」
なんて言うから。
一生忘れないよ。
今日この日のこと。
こんな病気持ちで、精神も軟弱で、大学も中退して、大した取り柄もない私を受け入れてくれた彼。
精神がどん底のとき、彼の前で手首を切ったこともある。
そんな私を見捨てないで、ずっと傍で支えてくれた。
「あの時、普通だったら逃げるよな。でも、俺はそんなゆぅを見て、一生こいつの面倒見てやろうって思ったんだ」
いつか、そんなことを言ってくれた。
受け入れてくれてありがとう。
これからは、私があなたを支えるから。
自分のやりたいこと、好きなだけやれって言ってくれるあなた。
そんなあなたがいるだけで、幸せなんだよ。
今までありがとう。
これからもよろしくね。