我々は
スタジオ・オリンピコ
というASローマのホームスタジアムに参りました。

海外のサッカースタジアムの規模、雰囲気に圧倒されました。
良い意味で。
そしてチケット売場を探し始めました。
そうして通ったバーが立ち並ぶ道…に本当に圧倒されました。
悪い意味で。
全長何メートルだ!?
という巨大な外人、
酔っぱらってるふうの、
タトゥーだらけの若者たち、
が並んでいる。
歩いている俺たちを皆が見ながら
「…●▽□×△○*#!」
何か言っている。
俺と友達は直感した。
「へ~い、カモのジャポネーゼが来たぜ~。」
とか何とか言ってるんだ。
そして悟った。
「やられる!」
俺たちはお互い、何も喋らず、そしてただ俯いて足早にその道を通り抜けました。
帰りの電車内…
俺は地下鉄車両内でなぜかサングラスをかけた友達に、
あの危険な道のことについて、話し始めました。
すると、友達は、
俺のことを無視しました。
え!?なぜ!?大して気にならず、忘れたのか!?
俺だけ気にしていたのか!?
しかし、その後、友達は目的の駅に着くまでの10分間、俺を無視し続けました。
二人の空間で無視!?何の試練だこれは!?
謎に頭を抱える俺に、無視した理由を友達が教えてくれました。
「日本人てことが、ばれちゃうじゃん??」
えー!?
俺が日本語で話しかけた時点でもう作戦失敗じゃない!?
サングラスもそのため!?
てか、サングラスかけても隙間とかからばれない!?
無視した理由を教えてくれたことで、俺の中の謎はさらに深まる結果となりました。
しかし、一つだけわかりました。
友達は、俺よりもはるかに、あの道の恐怖を気にしていたということです。

