岸田文雄首相は30日、衆院3補欠選挙の敗北について「真摯(しんし)に受け止める」と述べました。自身の責任については「課せられた課題に取り組み、結果を出すことで責任を果たしていかなければならない」と表明。衆院解散・総選挙に関しては「全く考えていない」と語りました。首相官邸で記者団の質問に答えました。

 

首相は島根1区補選に関し「自民党の政治資金問題が大きく重く足を引っ張った。候補や候補や地元方々に申し訳ない」と陳謝。「自民党改革や政治改革、賃金、物価対策といった課題に一つ一つ答えを出し、国民の信頼回復に努めたい」と述べました。

 

衆院解散に関しては「全く考えていない」と語りました。首相官邸で記者団の質問に答えました。

 

衆院解散については「一つ一つの課題に取り組み、結果を出すことに専念しなければならない」と説明。党執行部交代の必要を問われ「責任を果たしていくことが何よりも重要で、それに基づき全力で国民の信頼回復に取り組みたい」と述べ、否定的な考えを示しました。

 

 

2024年5月1日付「しんぶん赤旗」より

 

 

選挙で敗北した割りには、口數(つちかず)が多く、全てが軽く感じます、「敗軍の将、兵を語らず」という言葉があります。これは司馬遷の「史記」にある、李左車(り・さしゃ)の言葉です。彼は最近「キングダム」に取り上げられ、人気が出てきた趙の将軍の李牧(り・ぼく)の孫にあたります。項羽の軍師として、劉邦(りゅう・ほう)と戦って敗れた際、彼が発した言葉です。岸田首相はしゃべりすぎなのです。黙っている方がいいです。