杯を、ひっくり返した様な建物が何基も立っている横を只管、
走り続け。ホテルを出てから何時間経過したか、数える気も
失せた頃運転手が、ここです。と言った。
明け方、心臓を圧迫され、余りの苦しさに、水を張ってあった風呂桶に身を沈め30分位横になって呼吸を整えたこともあり、眠気に襲われながら車から、ヨロヨロ降りた。
先方の10人位の役員一同が整列していた。
190 CMの大男ぞろいだった。迫力満点であった。
こちらは、運転手君を含め、3名。流石に緊張した。
昼飯前に現場を見ることにした。
現場では、肌の色の違う大男が整列、これも圧巻。
先導され、建物の外側にある、梯子を上ること5分、構内に
入った。
鉄が溶けた高温の空気が上がってきた、足元は、鉄のスノコで
透けて見えた。高所恐怖症には、不向きであった。
サイズは、大きな人用に取り付けられて、すのこの目の間から
抜け落ちそうもあった。午後遅くに寄ったインド洋を渡る海底電線の
入り口の小ささと真に対照的。、