みんなで唱和している会則に、「稽古することによって、努力の精神を養うこと」ってあるよね。
じゃあ「努力の精神」ってなんだろうか?
私が思う努力の精神というのは、「一つのことをコツコツと続けられること」です。
これって意外と難しいことで、世の中、なかなか続けられない人も多い。でもこの1年間頑張ってきたみんなは、結構できてる。
なぜかというと、努力をすると結果が伴ってくることを感覚的に分かっているからじゃないかな、と思う。
空手の稽古って毎回大体同じようなことの繰り返しだよね。初めたばかり、級が上がったばかりのときは、新しい動きや新しい型を練習するから新鮮だけど、普段の稽古は、同じ型を毎回何度も繰り返すでしょう。
でも、そうやって普段コツコツと努力していくと、試合で成果が出る。審査で合格する。そんな結果が出ることが分かっていれば、努力もできるというものだね。努力は裏切らないから。
みんなは、こうして空手で「努力の精神」を身に着けている。これは、これから先、中学に入って部活に取り組んだり、将来、社会に出て仕事をしたりするときに、必ず役に立ちます。世の中、成功している人はみんな努力しています。努力すれば必ず成功する、わけではないけど、成功した人は皆、努力している。努力が成功のための第一条件と言ってもいい。だから、すでに「努力の精神」を身に着けつつあるみんなの将来は明るいぞ!
(新浦安空手古武道クラブ、令和5年2月8日稽古にて)