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昨日放送の「ビートたけしのいかがなもの会」であの「アントニオ猪木VSアクラム・ペールワン」戦が紹介されていました。

少々ケンコバさんによる脚色も入っていた気がしますが(笑)、

大筋は猪木さんの自伝に書いてあったとおりでした。

相手のホームであるパキスタンに行っての試合。パキスタンの英雄との試合で、何万人も入る会場は当然、猪木さんと新日のセコンド以外は殆ど現地の人、完全アウェイ。

会場には銃を持った兵士達が。もし現地の英雄に勝ってしまったら…暴動が起きるかも。そんな中、燃える闘魂は相手の目に指を入れ(確か仕掛けたのは相手が先)、最後は腕をへし折る!仕上げは勝利の雄叫び、ダーッ!

英雄相手にここまでやれば、もう群衆に殺されても仕方ないところですが。どっこい生きて帰って来た燃える闘魂。ケンコバさんによると、「ダーッ」のポーズは当時は両手を突き上げる形で、それがアラーの神のポーズに似ていた、と。自分が読んだ猪木自伝では「アラーの神に勝利を捧げるポーズに似ていた」だったかな?とにかく、パキスタンの人々はモハメッド・アリと闘ったアントニオ・イノーキがイスラムをリスペクトしていると勘違いし、それで生きて帰ってこれた、と。あくまで猪木さんの想像ですが。確かその後猪木さんには英雄の称号が贈られていますね。

そんな修羅場をくぐって来た燃える闘魂。格闘技が台頭した90年代~00年代、「真剣勝負」という言葉がよくクローズアップされましたが、当時猪木さんは「真剣勝負という言葉を軽々しく使うな」と言っていましたが、頷けますね。くぐって来た修羅場の密度がハンパない。アリ戦もそうですが、単にリング上が真剣勝負、という訳ではないのですから。

自分は「猪木信者」と言われる程の猪木ファンではないのですが。Uファンなので、前田日明というフィルターを通した猪木さんは「悪」なんですね(笑)。これは所英男選手が言っていた事で。まったくその通りなんですが、

それでもアントニオ猪木というレスラーを偉大な存在と認めざるを得ないのは、(自分的には)こういう部分にあります。勿論、それだけではありませんが。

そういえばこのペールワン戦、映像は見れるのかな?検索してみよう~(^o^)