だいぶ前に録画しておいた、「極上空間」の前田日明さんと水道橋博士の回を視聴しました。放送日は3月15日!何故今まで見てなかったかというと、録画しておいた事をすっかり忘れていたから(^^;;
前田さん…身体がスーパーヘビー級になってる(笑)。この番組はスズキの車でドライブしながらゲスト二人が話をする内容なのですが、車はコンパクトカー。よく乗れたな~(笑)。その事はお二人も番組内で触れていましたが、今のコンパクトカーって室内は広いんですね。前田さんが乗れるなら、たいていの人は大丈夫だ!(^^)
因みにクルマは1.2リッターの「ソリオ」。
話の内容は、前田さんに関するものはファンなら既に知っている内容が殆どでした。一般の人向けの番組なので、視聴者に前田さんを紹介するスタンスなのは当然かな。
例えばプロレス界に入るいきさつ。
前田さんはプロレスラーになるつもりはなかったんですね。彼をスカウトした「過激な仕掛け人」新間寿・営業本部長(当時)がどのように口説いたのか。
新間「君はモハメド・アリには興味があるか?」
前田「モハメド・アリは大好きです」
新間「そうか~、じゃ、プロレスに来てもらえないのなら、うちはアリと強い信頼関係があるから、君をアリのジムに行かせてやろう」
前田「えっ…それならお世話になりたいんですけど」
新間「でもそのままの身体では細すぎてダメだから、1年間東京で身体を作っていきなさい」
「前田「費用とか…お金はどうしたらいいですか?」
新間「心配ないよ。ちょっとだけプロレスの試合をしてもらえばいいから」
そして新日本プロレス入門へ…結局アリへの弟子入り話は立ち消えに、なし崩し的にプロレスラーの道へ(^^;;
営業本部長、さすがだ(笑)
ここまではファンなら誰でも知っているエピソードですが、このアリ絡みのエピ、まだ続きがあったのです。
自分も初めて知りましたが…
それは1998年4月のアントニオ猪木引退試合でのこと。
10年ぶりに新日本のマットを踏んだ前田さん、笑顔でかつての師匠に花束を贈呈したのですが…
まだセレモニーが始まる前、バックステージで、彼にとって夢の出来事が。
前田さんが会場の東京ドームに行ったら、バックステージに猪木対アリ戦の通訳を務めたケン田島さんがいました。
前田「今日はなんでいるんですか?」
ケン「実はね、モハメド・アリが来ているんだよ」
前田「えっ‼︎」
そして前田さんは言ったそうです。
これはもうアリのサインを貰わないと、猪木さんに花束も渡さないし引退セレモニーに出ないよ、と。
元々俺はアリの弟子にしてやるからと言われて引っ張られて、だまされてプロレスラーになったんだから、これはもうアリのサインを貰わないと絶対に出ないよ、とゴネてゴネてゴネてゴネまくったと(本人談)σ(^_^;)
で、ゴネた甲斐あって?ケン田島さんと新日本の社員さんと一緒にアリのもとへ。
つたない英語で自分がプロレス界に入ったいきさつを一所懸命説明したそうです(^^)
すると、
アリ「ちょっとお前、構えてみろ」
前田さんに構えさせたあとに自分も構え、数秒後。
アリ「今のが見えたか?」
前田「いえ。見えませんでした」
アリ「今俺はバンチを10発出したんだ」
前田「っ…さすがはアリ・ザ・グレイテストです!…サインいただけないでしょうか?」
アリ「俺の技を理解するやつにはサインしてやろう」
素晴らしいやりとり(笑)。
で、スキップして自分の控え室まで帰ったそうです。これは盛ってるな(笑)。
リングで猪木さんに花束を渡す時に笑顔だったのは、かつての師匠に心からお疲れ様でした、との心情がでたのではなく、アリにサインを貰った事が嬉しかったからだと(笑)。
セレモニーに参加した人の中で、一番長く猪木さんに話しかけたのは前田さん。その内容は…
「お疲れ様でした。自分は将来刀鍛冶になりたいと思っているので、猪木さんもアメリカでやりませんか?」
えっ…(笑)
おそらく猪木さんは「こいつは何ウキウキして訳の分からないことを言っているんだ?」と思っただろうと前田さん。間違いなくそうでしょうね~(笑)。
確執のあった猪木さんの引退試合に来て、笑顔でハグ、長く話しかける前田さんを見て、きっと何か感動的な言葉を掛けているんだろうな~とファンは夢想したものです。そんな事をいってましたか!(笑)
まあらしいと言えばらしいかな(笑)。浮かれちゃったんですね(^^)
因みに前田さん、この番組ではフライトジャケットの黒いA2を着てました。アレ…見覚えがある…リングス時代、ロシアに行った時にも着てました。あの時と同じもの?だとしたら物持ち良いな~!
水道橋博士のエピまで書いていたら終わらないのでこの辺で~(^^)
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