「Dropkick チャンネル」読んでいます。
このメルマガの90年代のプロレス・格闘技ネタが凄く面白い!
自分の世代はハート鷲掴まれます(笑)
最近読んだのは、元新日本プロレスの新倉史祐さんのインタビュー記事。
新倉さんは新日からジャパンへ。ジャパンの一員として全日のリングに上がっているので、新日と全日、両方の流儀を知っているんですね。
興味深いのは、両団体の練習の違い。
全日本は受け身の練習を徹底的にやるらしいですね。新日本とは受け身の練習量が100倍違う(船木誠勝・談)、と。
新日本はフィジカルが7割、セメントが3割。受け身の練習は空いてる時間に勝手にやれって感じで(笑)。
あとシュートじゃない練習をやってるとボスの猪木さん機嫌が悪い(笑)。
シュートの練習をやってると機嫌がいいという社長の猪木さん。そんなプロレス団体は世界中見渡しても他にありませんね(^^)
参加していた外人レスラーズはどう思ってたんだろう?
試合でシュートを仕掛ける話も幾つか出てきましたが、
「星野さんはちょっと気に入らないとモロにパンチを入れてきますからね」
やはりこの人が最高ですね(笑)。さすがは星野総裁!
ウイリアム・ルスカのエピはなかなか興味深くて。彼が新日本にプロレス留学していた時、
「俺がルスカの寝技の実験台になってる脇で前田(日明)さんがいろいろと教わってましたよ(笑)。ルスカは前田さんをかわいがってましたから」
ウイリアム・ルスカに技を教わっていた前田日明!これは知らなかったです。
ルスカは猪木さんともスパーを。
「猪木さんも当時は新日本で一番強かったんだけど。その二人がやるときは、周りは見てないふりして見ていてね(笑)。あんなスパーを見れたのは財産だよね。猪木さんは周囲の視線を気にしていたのか、ギブアップするときはみんなに見えないように叩いてたけど」
ガチでやる猪木対ルスカ、これは見たいですよね~。
そしてSWS時代の事にも触れていますが、
自分が興味深く読んだのは「あの」アポロ菅原vs鈴木みのる戦に対する新倉さんの見解。
菅原選手が仕掛けて来たのに対して、鈴木選手はいなしていた、と。試合を成立させようとしていたんですね。
「あれは鈴木は悪くないですね。菅原さんはプロレスを20年もやったんだから、なんとか成立させなきゃ。鈴木のせいにしちゃダメですよ。プロはまず試合を成立させること。(略)鈴木がかわいそうだよ。アイツはリングで泣いてたでしょ。わかるよ、鈴木の気持ち」
この試合後、鈴木選手は藤原組長、ゴッチさんの二人の師匠からこっぴどく怒られ、鈴木選手本人も反省する事しきりで。
でも新倉さんは鈴木選手に同情的。いろんな見方があるんですね。
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新倉さんもそうですが、やはり当時の新日の若手の選手達って皆シュートの練習してますね。ボクシンググローブつけてスパーをやって、寝技をやったり。当時から今の総合のような事をやってたんですね。
ここから後の修斗やU系が生まれるのは至極当然なんですね~。
やはり他に類を見ない、稀有なプロレス団体、素晴らしき昭和新日本プロレス。もっともっと当時のガチ系エピソードを知りたい!
またまたベクトルが過去に向いている(笑)
加速が止まりませんっ
(⌒-⌒; )
No Pro-wrestling, No Life !
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