先週末の金曜日。
勤務先の県総合教育センターに於いて,人権教育研修会を実施しました。
当日行われた講演は,私たち聴講者を母親,保護者,妻,地域住民,関係者…など,立場や視点を様々に反転させながら,不安,悲しみ,怒り,後悔…それぞれの胸に去来する色々な感情と向き合わせてくれた1時間半でした。
私たちは実に,色々な肩書きを背負って社会に存在しているんだなぁ…と改めて思い出します。
家に変えれば家族として,子どもがいれば保護者として,外に出ればお隣さんとして,会社に行けば組織の一員として,社会に視野を広げれば有権者として,世界の中の日本人として…。
私という人間は1人なのに,与えられた肩書きによって,その時々の役割を果たすような発言・態度を,無意識に選択してるような気がします。
でもその役のイメージって,「誰が求めてる」観念なんでしょう?
自分が創り上げたイメージ…だとしても,世間体や社会的評価を意識してるのは否めません。
時に,この世間体や社会的評価の類は,実体として襲いかかる場合もあります。
その経験がトラウマとなり,誰かが求めるイメージにがんじ絡めになってしまう。
そんな,互いのイメージが少しずつ歪みを生んで,私たちの心から自由と勇気を奪っていくのだとしたら,寂しいな…と感じました。
「Don't worry. As you like. Let's all be happy😃」
そんな風に,笑顔で自分も自分以外の誰かも受け入れられるようになりたい。
そう思った研修会でした。