当時のメモ・・・
弁護士先生に「何かあったらメモをとっといてください」と言われていてそれをもとに書いてきたのだけれど、そのまま載せてみます。(個人が特定される箇所は伏字、曜日は便宜上記載)
以下原文。
○月○日(金)
8時すぎタイホ~取調べ。(××警部補)
「やってません」と言って、○○、△△(知人)に連絡してもらう。
16時半ころ7室へ、食後接見。(○×さん、弁護士先生)知人への連絡を依頼。他状況説明。
1日中動揺して何がなんだかわからないままだった。
この日から「中央12番」になった。
○月○日(土)
早朝地検へ、出入口の人大声でコワイ(しかも毎回)。狭い木の椅子の部屋にて待つ。午前中に日直検事の取調べ。前日の調書を読み上げて、検事「事実は?」僕「やってません」それだけ。戻ってしばらく待って17時前に戻る、早いほうだそうな。19時頃弁護士先生接見、今日のことを伝える。雇用主には連絡済み。
勾留請求される。
○月○日(日)
この日も早朝から裁判所へ。裁判官と昨日の繰り返し。裁判官「事実は?」僕「やってません」それだけ。
16時過ぎには戻る。食事→フロ
10日間の勾留が確定。
○月○日(月)
同室の方、朝から地検へ。10時15分、署にて取調べ。今の家を借りる経緯等を説明。11時45分に中断、食事、13時15分再開。家の見取り図等の説明。で、事実について、僕「やってません」
取調べ時に「真実は1つなんだからよく考えて本当のことを言えよ、でないとこのままとまったまんまだぞ。事件を甘く見るな、重大事件なんだからこのままだと1~2ヶ月もここにいることになるぞ。よく考えて本当のことを言えよ、いつまでも突っ張っても平行線のままだから。向こうの子は気が強い子なんだから、頭を冷やしてよく考えろ」等々。完全に犯罪者扱いです。本当のことを言え→「やってません」→よく考えろ。じゃあどうしろと・・・
やってないからやってないしか言えません。むしろ「やりました」って言う方が自分にとっては虚偽になるのですが。
更に「自分に娘がいてこんな目にあったらどう思う?」とかも言われた。いや、だから・・・
ここに長期間いて精神が参ってしまわないか不安。今のうちに記録しときます。
この3日間予定が入っていたのにそれぞれどうなったんでしょ。
ちなみに初日に担当の警部補さんじゃない人が取り調べ室に入ってきたとたん「お前、何やったんだ!」と強い口調で言ったのはいいのですか?
本日15時頃、取調べ後にここまで一気に記す。
署内での取調べ・・・
今日は朝食後、11番が地検に行ったので1人でヒマなのかと思っていたが、自分も10時すぎに呼ばれた。「12番、取調べだ」 署内の取調べ室へ行く。事件当日の刑事とは違った人だった。入ってすぐに「お茶でも飲むか」と言われた。後で知ったことだが、留置場内ではコーヒーやお茶は出ない。カフェインが入ってるかららしい。とりあえずお茶はもらった。そして取り調べ開始。
といっても内容は、事件のことではなく今住んでいる家に関して聞かれた。そこに住む経緯、部屋の見取り図、等々。向こうは僕の話を聞いてそれをPCに打ち込んでいるのだが、なかなか進まない。結局12時の時点で中断、一旦留置場に戻り昼食。また13時過ぎに呼ばれて再開。
部屋にAVやエロ本はないか?とか聞かれる。別に持っていても恥ずかしいこととは思っていないし、「普通に持ってますよ」と言った。あと、部屋の様子を聞かれたときに「雑誌等が散乱しててそうとう散らかってます」とも付け加えておいた。最後に調書に署名・指印をするのだが、文面には『部屋にはエロ雑誌が散乱しており・・・・』 「あのー、確かに雑誌は散乱してますがエロ雑誌は散乱してないので訂正してください」「本当に1冊もないんだな!」(あるけど整頓してるし)
そしてまたプリントされてきた調書をみると今度は罪状が「強制わいせつ」から「恐喝未遂」に変わっていた。「刑事さん、罪状変わってますけど・・恐喝とかしてませんが」「恐喝はイヤか」イヤとかじゃなくってアンタちゃんと仕事しろよ!と思った。弁護士先生にも言われていたが、家宅捜索のための下調べなんだろうか。
最後はやはり、事件について聞かれた。「向こう(女児)はやられた、こっちはやってない、これじゃあずっと平行線なんだよ。冷静に考えて本当の事を言えよ。」向こうの話の真偽は僕にとってどうでもいいがこっちの話をもっとちゃんと聞けよ!確かにこのケースはこっちが圧倒的に不利なのだが。
15時頃にようやく開放。そういえば弁護士先生にその日あった事とかを記録しといてほしい、と言われていたのを思い出して便箋を購入。ここまでの経緯を書き記した。夜には弁護士先生の接見。今日の取調べの内容を話した。
勾留3日目終了。 マンガは今日から「課長島耕作」を読み始めた。
裁判所へ・・・
勾留2日目、この日も朝食後に車に乗せられてまた同じように途中で人を拾いながら地検へ。ただし、今日はそこから裁判所へ移動。
昨日とは違い、広いところなので少しマシ。椅子も1人1席だった。今日は「勾留質問」なのだそうだ。まず、前日の検事取調べで検事が勾留請求をする。そして翌日に裁判官と僕が話しをして勾留の必要があるかどうかを決めるらしい。といってもほとんど勾留になるのだそうだ。勾留質問は昨日より時間は短い。今回は裁判官の部屋は各人1室だが、取調室よりはずっと広い。入ると裁判官と書記、そして僕。ここでもやはり調書を読み上げて、「事実はどうですか?」「やってません」これで終了。
その結果はすぐにでる。やはり10日間の勾留だった。一応理由とかも書いてあった。
『外に出すと証拠隠蔽、あるいは逃亡の恐れがあるため・・・・』って。
痴漢の証拠隠蔽ってどうやるんですか?
昼食は昨日とまったく同じメニュー。違うところは、裁判所内では片手錠も禁止。食事中も両手に手錠をかけられたままだった。全員の勾留質問が終了して、一旦地検へ。検事取調べの人と一緒に『逆送』。戻りはこの日も早かったらしい。夕食後に風呂に入る。留置場内では5日に1度が風呂の日なのだそうだ。ちなみに冬場は1週間に1度らしい。
置いてあったエンジェルハートは13巻までしかなく、この日で読み終えた。
勾留2日目(実際は3日目)が終了。最低でもあと8日はここにいるのか。
