おはようございます。

麻布・広尾のスタイルトレーナー北村智哉です。

皆さんは、腿裏のハムストリングスのストレッチを行う際にどのような体勢で伸ばしますか？

その時の場面で体勢は変わるかと思いますが、立って行う場合は、このような体勢で行うことが多いかと思います。

私もジムで指導しいていると、このような体勢でストレッチしている方を見かけます。

しかし、この体勢では腿裏の筋肉のハムストリングスは、完全に伸びてはいないんです。

これを説明するには、まず皆さんにハムストリングスがどのように身体に付いているかを知って頂かないといけません。

ハムストリングは、こちらの絵のように付いています。

股関節をまたいで「坐骨」という骨盤の一部から腿の骨の大腿骨で二股に分かれ、脛の骨の脛骨と腓骨にそれぞれ付着します。

ハムストリングスは、外側の大腿二頭筋（長頭・短頭）と内側の半腱様筋・半膜様筋の総称です。

それぞれ作用も変わってきます。

・大腿二頭筋（長頭・短頭）は股関節伸展と膝関節の屈曲、脛骨を外へ回転させる働きです。

・半腱様筋と半膜様筋は、股関節伸展と膝関節の屈曲、脛骨を外へ回転させる働きです。

※本によっては他にも作用がありますが、今回はこれだけに限定しておきます。

ここまでお話させて頂いて、ある程度筋肉については分かって頂けたかと思います。

ここから本題のストレッチのコツを書いていきますね。

最初にお見せしたストレッチではハムストリングスを伸ばすには不十分だとお伝えしてしました。

それはある点がポイントなんです。

それは、股関節の屈曲（曲げ）です。

一見、写真では綺麗に出来ているように見えますが、これでは不十分なんです。

では、次に理想的な股関節の屈曲を使ったストレッチをお見せします。

最初の写真とこの写真の違いは分かりますか？

正解は腰の部分です。

この部分が丸まっているか、真っ直ぐかの違いなのですが、大きくハムストリングスの伸びに関わってくるのです。

【追記】

2枚目の写真は膝が曲がっていますが、膝を伸ばすとハムストリングスが伸びますので、膝を伸ばすようにしてください。

それは、先程お話ししたハムストリングスの付着部が関係します。

ハムストリングスは膝と股関節をまたいで背面部に付着していますので、この2つの関節を動かしていくことで、筋肉が伸びていきます。

しかし、最初の写真は、股関節の屈曲が不十分で、腰の屈曲動作を使って前方に身体を倒していますので、これだと、どうしても股関節の屈曲が甘くなってしまい、ハムストリングスが完全には伸びません。

このようにちょっとしたポイントなのですが、それだけで大きく効果は変わってきます。

もちろん、トレーニングにも同じような事が言えます。

皆さんもちょっとしたポイントですが、そこに気をつけてトレーニングを行ってみてください。

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東京・埼玉の姿勢・スタイル改善専門トレーナー北村智哉

ハムストリングス(もも裏)のストレッチはここがポイントです！