これも、本当に良い本です。
そして、大人になってからの方が強く感動する本だと思います。
このお話を初めて知ったのは3年生の国語の教科書でした。
初めて読んだときは、良いお話だとは思ったけれど
紙を手をつないだモグラの鎖に切り抜く部分しか印象になかったんです。
ところが、去年、初めて絵本の原作を読んだら
ジーンと感動して、この本は是非子どもの本棚に置いておきたい!と思い、買いました。
あらすじは
最初に、仲間から慕われていたアナグマさんが死んでしまいます。
仲間たちはかけがえのない友を失った悲しみに暮れていたのですが
そのみんな一人一人に、アナグマさんとの素晴らしい思い出があり
教えてえもらった知恵や工夫で互いに助け合い、
やがて悲しみは消え、楽しい思い出を話すことができるようになっていく、というお話です。
誰でも、大切な人の死に直面することがありますし、
自分自身もいつか死ぬでしょう。
その時に、残された人がどうやって悲しみを乗り越えたらよいのかの
道しるべになるような絵本だと思いました。
我が子たち(1年生・3年生)に読み聞かせてあげたのですが、
やはりまだ、「死」というものがどういうことが分からないから
無反応でした。(やっぱりね。)
でも、いつかこの本の良さが分かる日が来ると思います。
もし、じいじ、ばあばが死んだら?
もし、親が死んだら?
親しい人の死に直面した時に、この本を読んで、乗り越える一つの術にして欲しいと思いました。
これ、大人の人へのプレゼントにも良いかも。
おはなちゃんのmy Pick
ume