あれは夏の日  
幼稚園まで 少し遠く 田舎道を毎朝 
母に 車で送ってもらっていた。
当然・・・帰りも車で迎えに 母が来る。
のだが・・・たまに お迎えに 来ない時が
あった。最初は 心細くて泣いていたが
そのうち 「またかっ」と 慣れに変わる。

幼稚園から 近くの祖母宅(母方)に連絡がはいり 自転車で迎えに来てもらう。

自転車の荷台に黙って またがった。 
「あーーしばらく家には帰れないな」と
祖母の 汗ばんだ背中に 抱きついた。