「ママが 中学生の時 チャコという柴犬を飼っていたんだよ。
どうしても欲しくて 小学生の時勝手にもらってかえったのよ。
ママは大反対して 許してはくれなかったけれど、自分のご飯を
わけるから許してほしいって お願いして飼ってもらったの。
家に帰ったら いつもちゃこが待っていてくれた。
鍵っ子だったから とってもうれしかったの。
一緒にくらしはじめて 4ねん目のある日
ちゃこが 庭で 隠れるように 死んでいたの。
ママは 悲しくて 悲しくて 中学校を 何日もやすんだんだよ。
心にぽっかりと穴が開いて 生きていけないと思った。
でもね、もっと散歩にいってやればよかったとか
もっと 遊んでやればよかったとか
声をかけたらよかったとか そんな風に感じたんだよ。
ちゃこが おしえてくれたのよ。
命に期限があるってことを。
そして だから 今を大事にしなきゃならないということ。
当たり前なんてないってことを。」
ぼくの ママは
ぼくとの時間を
とても大事にしてくれるんだ~。
撫でてくれたり
名前をよんでくれたり
話しかけてくれたり。
ぼくはね そんな時
ちゃこさんに こう伝えるの。
「ちゃこさん ありがとう。
ぼくは ちゃこさんのおかげで しあわせだよ」って。
