中でも僕が気に入ったのは、
広大な磯です。
小魚に貝🐚やカニ🦀
とても癒されました。
公園として整備されていて、
ゴミがないのもいいです。
それに、
平日は人もまばらで落ち着きます。
観音崎という地名は、
観音様に由来します。
この地にこんなお話が残っています。
時は奈良時代。
この地では白い大蛇と鵜がのさばっていて、
行き交う船に被害を与えていたそうです。
困った民衆は
当時、大規模に社会活動をしていた、
行基(ぎょうき)というお坊様に
なんとかならないかと
懇願しました。
そこで、
行基は
まず白い大蛇と鵜を追払い、
観音像を掘って
大蛇が住んでいた
洞窟のそばに安置したそうです。
すると海も平穏になり、
漁師たちも
安心して漁ができるようになったそうです。
観音像はとても人々に愛され、
この地もいつしか
観音崎と言われるようになったそうです。
(大蛇や鵜というのは盗賊のような輩や自然災害の譬えじゃないかなと思います。)
行基(668年〜749年)は当時
仏教の布教と土木など、
大規模に社会活動をしていた人で、
社会弱者の救済などで、
民衆の崇敬を集めていました。
奈良の大仏建立でも
そのカリスマ性により、
労働力の調達や、資金集めなど、
大いに活躍された方でした。
(最初は行基の活動を弾圧していた国家も、仏教による鎮護国家という新たな国家体制を作るため、逆に利用するようになりました。奈良の大仏建立は、そのための象徴的な役割を果たしていました。)
(↑行基菩薩坐像。Wikipediaより)
さてさて、
今日はせっかく磯に来たので、
貝拾いをしました。
この貝は、
ニナ貝ともイボニシ貝とも呼ぶようです。
(↑渦巻は必ず右巻きのようです)
岩のちょっと窪んだところに
身を潜めています。
この日食べる分を収穫しました。
磯のかほり、
そのままに、
塩茹でのみで、
美味しくいただきました。
海の幸に感謝です。
磯では80代くらいの
おじいちゃんが
「魚がいっぱいいるよ!」
と、
はしゃいでいるのが印象的でした。
大人が原点に戻れる場所。
磯はまさに
そんな場所だと感じます。
(メダカ用に磯の石も拾って来ました♪)
(マリンブルーなお昼時でした😃)