まてんろう・あさんぽ・いっぽ -27ページ目

まてんろう・あさんぽ・いっぽ

Here & Now
マンハッタンの空気をピンでとめて

Grief for the world we used to know. 私たちがかつて、当たり前だと思っていた世界への惜別

 

Death Toll 13,869 - 日々積みあがっていく亡くなられる方の数字。 そのひとつひとつに慟哭がある。(as of April 18)

 

3月末、Willyが逝ってしまった。彼を愛する人たちの必死の対応もむなしく。

朝のレッスン前、いつも同じベンチに座っていた、あの風景は永遠に失われてしまった。

 

13,869とおりある現実の悲しみのひとつ。

 

March 29, at 6:27pm Fecebookに通知

皆さんへ

彼を心配し、愛を届けたいと思ってくれていることを心から理解しています。

本来だったら、連絡網を立ち上げ、お見舞いについて相談していたでしょう。でも、病院のドクターをはじめ医療スタッフはいま、新型コロナウィルスの猛威に完全に圧倒されている状況です。

 

どうかお願いです。病院に電話をかけないでください。スタッフが患者のベッドサイドにいられるその1秒を、電話の応対で奪われないように。

お見舞いを病院へばらばらに郵送するのもやめてください。病院のスタッフが仕分けし、消毒する仕事を増やさないでください。

 

今、本当に試練の時です。でも、私たちの心はこの恐怖に打ち勝てるはずです。

 

March 30, at 7:17pm Fecebookに通知

とても悲しいアップデイトです。

昨日、彼の合併症に対してもういちど治療が行われました。私たちは、検査データと、肺炎の状態を示す血中酸素濃度の値をずっと見守っていました。 彼がこの感染症を克服できたら、もういちど、私たちにレッスンをしてくれるかもしれないと。

 

でも昼には、治療は効果がなく、もう打つ手はないとわかりました。いまは彼がベッドで安楽に休めることを優先しています。

 

皆さんが私たちへ送ってくれた彼との大切なエピソードを、病院のスタッフが彼に読んで聞かせられるようにまとめています。こんなに困難な状況なのに、彼らは素晴らしい働きをしてくれています。

 

私たちの多くが、愛する人を抱きしめ、慰めることもできないままに失おうとしています。できることなら、彼を連れ帰り、彼の人生を自宅で終えさせてあげたい。でも、彼のことだから、そんなことをしたら最期まで私を罵り続けるでしょうね! 

 

明日のことさえ、もう誰にも予想できません。 でも、彼が回復して病院から出ることはない、 とてもつらいけれどそれだけははっきりしています。

 

私は、彼以上に、自身の才能が成し得る最高の生き方を実現し、最期まで徹底的に貫いた人を知りません。素晴らしい人生でした。

 

March 31, at 1:51am Fecebookに通知

親愛なるみなさんへ

彼が亡くなりました。たくさんの愛、私たちの愛に囲まれて飛び立ちました。

 

Willy Burmann (1939 - 2020)

 

ニューヨークの、いや世界中のひとびとがいま、同じように感じているだろうか。

いつかまた日常が戻ってきても、それは以前とは似て非なるものであろうと。