アロエ [ Aloe ]とは、
古代エジプト文明の医学書にも登場するユリ科の植物。
アロエは、園芸品種を含め500種以上があり、日本では「キダチアロエ」と
「アロエベラ」が栽培の中心。背が高く、細い葉に鋭いトゲがあるキダチアロエは、
健胃作用や緩下作用がある「アロイン」を多く含む。
一方大きく厚い葉が特徴のアロエベラは、粘度の高いゼリー質と粘液に、
火傷や傷に有効な「アロエチン」、抗潰瘍作用のある「アロエウルシン」、
免疫力を高める「アロミチン」、血糖値を下げるといわれる「アロエボラン」
などの有効成分を含んでいる。
キダチアロエ・・・
日本の各家庭で栽培されているアロエのほとんどはキダチアロエという種類です。
このアロエは寒い気候に合ったアロエで、ロシアなどでも栽培されています。
アロ エベラとの違いは、その大きさにあります。
アロエベラは、アロエの中で最も大き なアロエで、
なんと!キダチアロエの10倍以上の大きさに成長します。
しかし、アロエベラ は寒さに弱く、日本では沖縄でしか育ちません。
キダチアロエの葉は、細長く、表皮の部分が多く、ゲルの部分が
わずかしかありません。
そのためキダチアロエを利用する場合、外皮とゲルを分けて使うことはせず、
全葉を利用します。それに対して、アロエベラの葉は肉厚で中のゲルの部分だけを
取り出すことが出来ますので、全葉を利用する場合と中のゲルの
部分だけを利用する場合の二通りの利用をすることが出来ます。
全葉を利用したアロエ原料とゲルを利用したアロエ原料の違いは、
全葉の場合苦みがあり褐色に色付いているのに対して、
ゲルは無味無臭無色透明に近い液体 です。
アロエが薬として利用できる薬用植物であると昔から知っているから
料理をしていて、やけどをしたとき、日に焼けて、肌がヒリヒリしたときなど、
アロエの葉を切って内部のヌルヌルした所を塗ると痛みか消えて早く治ります。
また胃腸が悪いときな どに食べると調子が良くなったりします。
アロエは、その効き目の為に家庭で多く栽培されている唯一の植物と
言っていいのではないでしょうか。
しかし・・・「キダチアロエ」には傷や炎症を抑える作用がないらしい。。。
効用があるのは「アロエベラ」のようです・・・でもでも「キダチアロエ」には、
胃腸の調子を整える効果があるとされているみたいです!
アロエベラ
アロエベラの薬効には、大きく分けて2つあります。1つは、下剤としての作用と
もう1つは傷や炎症をなおす作用です。アロエが、2つの作用を持っていることは、
古くから知られていました。