台湾高速鉄道(繁体ː台灣高速鐵路)の700T型です。台湾新幹線と呼ばれることもある車両で、日本の700系(走行関係は500系も)を基にして設計されています。
製作のきっかけは台湾を旅行して実乗して作りたくなったから(安直)。
もともと、新幹線は作りたいと思ってたのですが、なに作ろうかが定まらず自分の中で宿題と化していました。そんな中で700Tに乗って、これ作ろう!となりました。
◆基本設計
実物は12両編成ですが、製作にあたり4両編成に短縮しています。
これまでの在来線作品は6〜10両を3両に短縮して作っていましたが、実物が12両という長編成なので4両にしています。
僕の作品は、在来線の場合、幅7x長さ30~32(studs)を規格にして作っています。
しかし、日本の新幹線や台湾高速鉄路は在来線より車体の規格が大きいため、今作では8x36を規格としています。なお、先頭車は実物でも少し長いので、8x38です。屋根の高さは在来線と同じです。
また、高速鉄道用のこの車両は車体の裾部分にカバーがかかっているので、カーブスロープで再現しています。
側面の窓はすべて飛行機窓+トランスブラックで構成しています。
車端部分のカバーは台車と一体化しています。当初は別々にしようと考えていましたが、S字を走れなさそうだったのでやめました。
幸い、台車自体には(先頭を除いて)カバーがかかっていないので、そこは作りやすかったかなと。
走行性能は、R40(=純正曲線)対応(S字・ポイント含む)となっています。場所を選ばず走れるのはこだわりです。
◆先頭車
先頭部分をどのように表現するかがキモなので、まずここから設計を開始しています。いろいろと悩みつつも、なんとか組めたかなと。中央の幅4studs分を斜め組みにして基本ラインを取り、外側の幅2studs分づつは積分組みにしています。
700系よりノーズが短く、レゴ的にはE2系やE7系と面の取り方が似てるのではないかと思いました。
北側(南港側)と南側(左営側)で若干ドア位置が違いますが、ほぼ同じ作りです。
申し訳程度の運転席。一応チラッと見えるので気づいてくれる人もいました。
なお、先頭部分はStud.ioで仮設計後、実物を手組みする方式で作っています。
僕の場合は手組みが主ですが、本作を含め、一部ではCADを取り入れて作品を作っています。
◆中間車(4号車)
パンタグラフ付き車両。模型としても電動車です。バッテリーはスタミナ重視で単3電池です。
スイッチやチャンネルの切り替えに際して必要なアクセス性には気をつけています。
商務座(日本で言うグリーン車)の車両です。実際に内装を入れており、フィグが乗ることができます。実物の椅子は濃赤色が近いですが、手元に多くあった茶色の椅子を使用しています。屋根外しも簡単にできます。
また、窓割りが他の車両と異なるので、横組にして表現しています。まぁ窓の位置と椅子の位置は合ってないですけどね。
遠方で荷物が嵩張る時は、本車を省略した3両編成で持ち込んだ実績があります(2024年10月のめんぶり)。
◆写真(2024年10月の特ブリにて)
■あとがき
我ながら上手く作れたと思っています。
次に外国形車両を作るなら、台湾のPP自強号、韓国のKTX−山川などを作ってみたいです。
新幹線だと、E3系かE2系は作りたいですねえ。
↑サムネ用 台北と南港がすごく離れてるね……
おわり