今年も海老ブリの季節がやってきました……今年は夏開催!暑くて熱い会でした。
家族連れが多く訪問してくださり、来場はついに1000人の大台に乗りました。


さて、今回も、ながに・ぬぬつき(ながぬぬ)合同卓はレトロミリタリーのジオラマ展示を行いました。今回のテーマは「飛行場」。


このテーマ3月くらいに決めました。飛行場になった理由や、どちらが言い出したかは不明です。ただ、過去の2回(軍港と上陸戦)で飛行機は脇役になっていたので、これに重点を当てるというのは大変いい選択だったと思います。
2回訪問の館山をはじめ何か所か実際の飛行場(や、それがあった場所)を訪問しました。実地調査は大事!

1. 全景
飛行場といってもいろいろですが、今回は戦間期の軍民共用の飛行場をイメージ。なんといっても主役はG38(ながに作)で、その周りに格納庫や対空兵装などを配置しました。

遠景
 

机の配置は第2展示場の入ってすぐ。すごくいい場所に配置していただきました。主催のPen2nd様、ありがとうございます。
地味に今回は壁沿いの配置です。観覧者の方に向いているのは2面です。


入ってすぐの景色。どーんっと飛行場。

右側からの視点を落として格納庫から鉄塔(なしさん作)を見上げるアングルが個人的には好きです(本記事1枚目の写真)。

この他に市街地と線路を配置。ミリ以外も盛り込む、というのは僕たちのスタイルです。


2.1 個々の作品 〜飛行機編〜
・G38

ながに作。いろいろあって(詳細)実物とは異なる双発機になったようですが、これはこれで素敵な架空機だと思います。むしろ、このサイズで飛行場にフィットしている感じ!


PU大ハブ2個搭載で、①②両方のプロペラ回転、③前進、④ステアリング&尾翼可動 という電動化。ここまで本格的に航空機を電動化する例は稀で、特に動くというのは凄いなぁと思いました。皆さんの注目を集めていました。


・複葉戦闘機

ぬぬ作。にぎやかしにはちょうど良いです。複葉機はロマンあります。


・双発輸送機

ぬぬ作。格納庫にぴったりでした。飛行場の中では最新機。

ながに君が大型新作を出し、ぬぬつきが過去作で賑やかしをして、2人でいろいろインフラやる、という役割分担は例年通りです。


2.2 個々の作品〜設備編〜
・格納庫

ぬぬ作。突貫工事でしたが割と出来に満足しています。飛行場の記号として大事かなと。大きさは概ね32x60。これが2個ならぶと迫力あります。実際は道路板と基礎版で簡単な作りなんですが。


・電波探信儀(レーダー)

ぬぬ作。PFで動きます(首振り)。位置が良かったのもあり、主にお子さんからの人気がありました。

・高射砲陣地、やぐら、弾薬庫

ぬぬ作。土嚢やらなにやら配置してものものしい雰囲気になったかなと。赤い弾薬庫も色を添えてて、いい感じでした。


2.3 個々の作品〜その他編〜
・レトロ建物など

2人で作。
四幅車はながに作のほか、関山さんの作品も出張していました。

・列車

主にぬぬ作。電気機関車でながに君の戦闘機を分解輸送しました。

ちなみにトレインはデルタ線と跳ね橋(なしさん作)を介してトレインメイン卓・わっち氏の軍港卓と接続しています(エンドレス運転可)。跳ね橋は動くので結構人気を集めていました。
こういう配線ができるように取り計らってくださった主催のPen2ndさんに感謝です。


 

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いったんここで休憩。
他の人の作品を少し紹介します。すべては紹介しきれないので、僕たちとジャンルが近い方々を中心に写真を貼らせてもらいます。


わっちさん卓 鮮やかな色の外輪船が素敵でした。このほか砲艦など魅力的な軍艦が多く、見ごたえがありました。



1/300卓 今年は前からやりたいという話をされていた軍港でした。あと背景の青基礎板が斬新で好きです。



トレイン卓 三複線+接続線のレイアウト。主催の関山さんは小田急の特急や電機を持ってきていました。



ミリ卓 ジオラマ調に、個々の作品が映える展示をなされていました。見習いたいです。



セロリさん卓 宇宙船は初お披露目でした。


同 電飾も凝っています。マイクロスケールと純正LEDは照射範囲的に相性が良いんですねぇ。



Kyohei様卓 動く戦闘機!二重反転プロペラの回転、航行灯、エレベーター、ラダー、降着装置が電動とのこと。すごい!しかもデザインもかっこいい。


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話を自分たちの卓に戻します。

3.講評と反省
3.1総合的に
 戦間期の飛行場として、まとまりがあり、良いジオラマだったと思います。

 そして統一感がありました。飛行機はすべて新灰色で、時代も戦間期に合わせ、その時代の雰囲気を現出。
 このほか、いつも通りではありますが、鉄道や建物、自動車といった脇役たちも揃えられました。
 「世界観がよい」という感想を数多くいただきました。

3.2昨年までの反省点に照らして
・作業開始が遅い
 いや~~~。
 僕の担当分野についていえば、もうちょい早く着手してれば、もっといい防空陣地や、背景風景を作れたなぁと惜しい気持ちです。壁際だったので、どこまで凝っていいか不明ですが。


・見せ方について
 腰布の設置は良かったです。
 あと、観覧者さまが見る角度を考えて、いい位置に必要なもの(飛行機や格納庫)を置けたのは良かったです。
 ポップは一応配置しましたが、昨年のようにパンフレットは有ればなおよかったかなぁと。このへんも時間配分に関係してきます。

・作品の運用性
 設営撤収も昨年同様にスムーズでした。あと、今回は地形造成が無かったので荷物も少なめに収まりました。

分解術


3.3来年から改めたい点(個人的に)
・地面について
 ながに君は乗り気じゃなかったですが、地面もすべて基礎板にしたらどうだろう?という考えがあります。なにかと布に頼りがちですが、全部ABSにしたらいいかなぁ、と。

ロードプレートやタイルで地面を作っていたミリ卓。理想はこれです。


・電飾をたくさん付ける
 ナイトタイム(部屋の電気を落とす時間)があるので、それに合わせて、光るものを増やしたいです。たとえば、格納庫や家屋の中、探照灯・照空等、列車の先頭部などが考えられます。

今回この卓で唯一あった電飾要素は、なしさんに貸して頂いた鉄塔でした。


・準備を早く始める(特に、レイアウトは正確に決める)
 半年前くらいから練り始めて、着実に準備できるようにしたいです。たしかに今年も早い段階から準備をできていましたが、途中で他イベントもあり詰めが甘くなった感があります。
 その中で、より正確にレイアウトを確定していれば、スペースの有効活用などできたのではないかと思います。


4.最後に

<G38はやっぱり皆さんの注目を集めていました。>

 いろいろ反省点もあげちゃいましたが、今年も良い展示ができました。ながにくんお疲れ様でした、ありがとう。
 そして何より、この楽しい場を用意してくれたPen2nd様と運営メンバーの皆様、ありがとうございました。自分自身が展示者でありながら、展示の準備や感染症対策、PR活動を精力的に進めてくださいました。特に感染症対策については、例年通りしっかり、消毒パトロールなどを行って的確に行っていただきました。

 こうした、確実で秩序だったイベント運営のお陰で、設営から3日間、問題なく展示を遂げることができました。

 

 

消毒液の台もPen2ndさんの作品です。これを作るのもすごいですが、この製作に時間を割けるというのもまた用意周到な証じゃないでしょうか。
 

 このほか、一緒にこの楽しい趣味を共有してくれる展示ビルダー各位、来てくれた1000人超の皆様、会場の管理者様、ありがとうございました。
 

<他の方の作品、ふたたび>

 

 

 

 

 これで3回目、今回もまた、ほんと~~に、思い出に残る海老ブリとなりました。また、次の機会もよろしくお願いします!




おわり