さる10月17日,18日、海老名市で「海老名ブリックカンファレンス」(略:海老ブリ)が開催されました。

イベントの様子・作品は→Twitter検索「#海老ブリ」!

公式HP…https://pen2nd.sakura.ne.jp/ebiburi/

 

 


僕は、ながに君(@nagani_zzz)と二人で軍港のジオラマを製作しました。本項ではそのジオラマについて解説・反省をします。(大規模・盛況すぎて他の方の作品を紹介する字数が無いです(笑) 上掲のTwitter検索をご覧ください)

1.解説
◎全体


それでは本題に入りましょう。まずは全景です。
テーマは「軍港」 時代は戦間期です
斜めに岸壁に海防艦を横付け。

それを中心に、陸側はレトロ建築と線路。海側は舟艇・水上飛行機という配置です。サイズは4卓で90㌢x360㌢。


◎岸壁エリア

 

今作の中心がこの岸壁です。
ながに君が作った海防艦が目を引きます。同じく彼が作ってくれた赤レンガ工場は、おしゃれで内部も見れます。この二つが今回の目玉と言っても過言ではないでしょう。横付けされた岸壁の荷物やクレーンと合わせて軍港らしく。
斜めに岸壁を作るのも、彼のアイデアです。斬新な配置で船がカッコよく見えます。岸壁に並行して敷設された引込線がお気に入り。

 

 


また、端に小艇や水上飛行機を置くスロープを製作。情景としていいですよね。クレーンは前日に製作。


◎海上エリア

 

 

海上は広めです。海を広々とし、陸は密度が高い…という対比。
当日朝に作ってくれた小型の内火艇やボート類が、いかにも基地らしいというか。ひとつひとつが丁寧です。

沖合はスペースがとれるので、1日目はRandtさんの飛行艇(以下URL)、2日目は僕の砲艦を置きました。静的な配置である海防艦と、波エフェクトで動的な飛行艇・砲艦の両方を上手く置けたので良かったかなと。

 

https://twitter.com/gmgeagapm_/status/1317457683721510914

 

 

 

 

◎陸上・鉄道エリア

 

 

レイアウトの関係上、TRIX-BRIX社製のR24急カーブ線路を用いてコンパクト線路を一周させています。
十字クロスレールの平面交差で港湾鉄道っぽく。

港湾と同様に内陸にも古っぽい建物を配置。赤レンガの司令部(ながに作)、コンクリートのビル(ぬぬつき作)。ビルにモーターを仕込み、レーダーを回転させたのは良かったなと。

 

 


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そういえば…どうしてテーマが軍港になったんですかね?まぁ、前々から港湾鉄道をやりたい…と話していましたし、僕ら二人とも陸海空鉄の四要素で作っているので、当然のチョイスと言えるかもしれません。

 

レゴンさん「二人のジオラマは元ネタとかあるの」

ぬぬつき「横須賀かなぁ」
ながに「呉ですねぇ」


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◎良かった点
①全体で良かった点
・作ったということ

まず第一に、慣れない大型展示を自力で出来たのが成功です。
普段は別の方が作った卓に作品を置かせて頂くという形ですが、今回は自分たちで検討・調整し、製作することができました。

 

・好きなもの詰め合わせ
「陸海空鉄」の四要素に建物を加えた多ジャンル混交の展示は見ていて楽しかったのではないでしょうか。


・世界観の確立
戦前日本の軍港という一つの地域と時代で統一することで、世界観というか時代感?がある作品となりました。この点はたいへん好評をいただきました。

 


②展示関係で良かった点

 

・海上
すでに述べた通り、海上エリアについては、置き方・置いたもの両方とも素晴らしかったと思います。

 

・建物
普段は建物を作らないので、当初から建物不足が懸案でしたが、結果的に合わせて8棟を作れました。赤レンガは横浜だ!と評判でした。

 

・動く、動く。
列車が走るのは、お子さんを中心に好評でした。建物のレーダーが回るのも面白かったです。

↑レーダーの回転機構

 


◎反省点
①展示関係で反省
・建物や線路の配置
線路の配置は事前に決まっていましたが、建物については当日になって置きました。結果、それぞれの建物は良くても「まとまりが無い」状態に陥ったのではないかなと。もっとも、今回は全周からお客様に見られるという卓配置で、その点も難しかったのです。
「何処に何を置き、どんな地区を表現するのか、何処が見所・撮影スポットなのか」を予め熟考する必要があるなと感じています。

(まぁ反省点があるとはいえ満足の方が圧倒的に大きいのです。このアングルすき)


・R24レール/往復運転
急カーブを走れる車両が少なく、たとえ走っても脱線したり、電池消耗が早くなったりしました。急カーブに適応した車両が必要です。
また、R24を使わずR40純正カーブを使用したり、スペースがなければ往復運転にするなどの工夫をするのもありかなと。

・嵩上げ方法の見直し
今回は、デュプロの上にダンボールを置き、その上にダイソーのフェルト布を置くという安価な方法で嵩上げしました。(岸壁は4ポッチ幅に灰色タイルを組んで置くだけ)
ダンボールがたわむ、岸壁が外れる などの問題がありました。より安定した方法で地面を嵩上げしたいです。


②設営/撤収に関して反省
・合理化/効率化
設営と撤収に時間と手前がかかりました。初めての大規模展示であり、慣れていなかったので仕方が無いと思います。作品の改良や、梱包の見直しを行い、スムーズでスマートな展開と片付けができるようになりたいです。

・自動車免許取得
今回はジオラマという大荷物を電車で運ぶのが大変でした。自動車があれば便利でしょう。昨年1月に教習所に入ったのに、未だ免許をとってないぬぬつきっていう人が戦犯です。

・作業開始が遅い
一か月前になって東北を旅しながら打合せしてました。なんでですか…?


◎今後
次なる展示機会にむけジオラマの拡張や、追加で製作に加わってくれる方の勧誘などを画策しています。もちろん上記の反省点も直していく方向です。



◎最後に
ながに君一緒にジオラマをありがとう。
そして、準備の段階で、パンフレットやチラシの製作・広報、各種調整を一人ですべてこなして下さった主催のPENさんに感謝です。また、いろいろフォローして下さった他の参加者の皆さん、来場者の皆さま、ありがとうございました。お陰様で素晴らしいイベントを楽しませていただきました。
いろいろある2020年ですが、こうしてイベントを楽しめたことが嬉しいです。

最後に、イベント中の他の方の作品写真をいくつかアップして終わりとさせていただきます。 あまりにイベントが楽しすぎて撮影枚数があんまりなかった…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

おわり