とっても当り前のことなんですが、
私自身、
初心に戻ってやり直したいのでこれまでの知識を総結集させて書かせていただきます。
今日のお話です。
【商品・サービスを厳選して一つに絞る】
商品・サービスをたった一つに絞れた人(会社)が必ず上手くいくと思う。
確かに、企業として商品のメニューを豊富にすることで、
お客様にとっての利便性が増すように思われます。
実際に物販のビジネスでは商品ラインナップを増やすことで、
売り上げは増大します。
「ついで買い」や「購買意欲の刺激」につながることが多いからです。
私もECサイトや109のお店をやっていたときには、
その経験をしたことがあります。
ですから、
戦術レベルでは、
フェーズと資本によって、
品揃えを増やすのは正しい場合もあります。
ただ、私が言いたいのはそこではなく、
もっと経営戦略レベルの大きな話です。
会社というリソース、
限られた集中力の中で、
それらをどこに向けるのかという視点です。
たとえば、
ECサイトやお店なら多店舗化や多業態化を図らず、
1サイト、1店舗、1業態に集中するということ。
企業向けのサービス(B to B)であっても、
1つの商品・サービスを徹底的に磨き上げるだけで上手くいくようになります。
つまり、
経営資源をどこに注ぐかという大きな視点で考えたときには、
たった一つにフォーカスした方が良いのです。
なぜでしょうか。
理由は単純明快です。
人(会社)は一つのことを繰り返したときにだけ、
競合の追随を許さないレベルで、
技術を成長させることができるようになるからです。
簡単に言えば、
職人のように上手になれるということです。
別の言い方をすれば愚直とも言えます。
絵も描けて、作曲もできて、
踊りもできる芸術家なんていませんね。
人は考えることが多くなって意識が分散すると、
パフォーマンスが悪くなるようにできています。
コンピュータもたくさんのアプリケーションを起動しておくと、
処理が遅くなって、ひどいとフリーズしてしまいます。
それと同じです。
つまり、
本気で職人レベルを目指したい場合には、
人は一つのことしかマスターできないんです。
さらに、
一つのことをやった方が5倍も10倍も早く成長できるものなんです。
分散と集中では、パフォーマンスが違います。
投資の世界では分散はより正しい選択かもしれませんが、
ビジネスの世界では、集中こそがより正しい選択です。
なぜなら投資の世界では分散するのに労力がそれほどかかりませんし、
確率論で考えたときに分散していなければ、
逆に博打になってしまうからです。
一方、ビジネスの世界では、
スタートアップから成長事業になるまでの間での分散は死を意味します。
上記で申し上げたように、
人は基本一つのことしかマスターできないからです。
でも、やってしまいがちなんです。
どんなビジネスでも必ずあるのですが、
始めたものに、ちょっとした障害や課題が出てくると、
逃げたくなってしまうからです。
他に良さそうな話があるとそちらへ幅を広げてしまいます。
ここでじっくりと一つをマスターできる人はやっぱり精神力が強いです。
自分に軸があると言えます。
甘言、誘惑に負けず、
他責の念がないので、
自分のビジネスとだけ向き合い、
自分の技術を磨く精神的強さを持っています。
忍耐できる人でないと、
どんな分野でも成果が出ない理由ともなります。
結局、差別化戦略とは、
単一への集中戦略と言えるんです。
私もこれまで上手に突き抜けてきたときは、
常に一つに集中しているときでした。
そんなときはその物事が著しく上手になります。
結果、
周囲と比べると差別化されている自分に成長しています。
一方、
なんでもできるという驕りが出たときや
「あれにもこれにも興味があるな」と言って
フラフラと単一から複数へとドメインを増やしたときに全て例外なく失敗してきました。
さて、
一方で大企業がいくつもの事業をできるのはなぜでしょうか。
それは、
社長になれるレベルの人材が何人もいるからです。
局所単位で見てみれば、
その人たちはみな、
各個人、一つのことにフォーカスしています。
それが集合しているから多くのことをやっているように見えるだけで、
実際は、
それぞれの個を持って単一に集中しています。
そしてその個の間をつないでシナジーをもたらせようとするのが大企業の戦略思考です。
それはまた別の機会に譲ります。
さて、今日の結論を言いたいと思います。
ビジネスを上手になりたいと思う場合には、
ありとあらゆる誘惑や恐怖感に打ち勝ち、
たった一つの商品・サービス・お店に絞り、
それと日々向き合っていくことが大切です。
結果的に大きな成長と成果が手に入ることと思います。
一つに絞り、我慢できた人が勝つのだと思うのです。
与沢 翼
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では、今日は、読書をして過ごしたいので、
紀伊国屋に行って参ります。