マツボックリ盆栽の作成


マツボックリを使ってクロマツ盆栽をつくりました。





超ミニ盆栽の作る楽しみは種を採取するところから
始まります。

今日のマツボックリは昨年の9月26日に
三重県長島町にある温泉施設に宿泊した時に
朝の散歩で30個ほど入手しました。

マツボックリは木の枝に付いている状態で
乾燥してマツカサが開いて種が飛散します。
このため 茶色くなってからマツボックリを採取しても
種は入っていません。


私の地方では10月1日~30日の間に
まだ青いマツボックリを木の枝からとってきます。

マツボックリ盆栽を作ってみたい方は
今から採取できそうな 枝が低いところにある
また 昨年マツボックリがついていた跡のある木を
捜して置くことが必要です。
色んな種の秘密供給基地は 普段から
心掛けて探しておくことも楽しみです。





↑上のマツボックリ盆栽は昨年の9月26日に採取して
10月20日まで乾燥させて種を採取して作りました。



11月20日には発芽して現在の姿になりましたが
急がない方は 春に作った方が高温による腐食や
冬越しの心配がないので
春の今頃に作られるのをお薦めします。



ゴールデンウイークには90%以上の発芽率で
このような姿になっている筈です。




↓マツカサの下半分を水につけて
笠をしぼませます。



↓器に砂(土)を入れて
マツカサを据え付けします。


↓マツカサの上3段に土を入れます。

(マツカサの上3段に松を生やすつもりです)



↓松の種は羽をとって20粒準備します。

種は土を入れた上に横向きに置きます。

3段にマツカサの片ごとに1個種まきします。






↓種を据え付けしたらミズゴケで蓋をします。

種は深く植えすぎるとマツカサから芽が出られなくて
腐ってしまうので浅く植えること
横向きに据え付けることが コツです。





↓ミズゴケの上に苔を植え付けておきます。


マツボックリを植え付ける鉢は植木鉢でもよいです。

ワイヤースタンド などいろいろ工夫するのも楽しいです。



今回はケーキやさんのシャルドンのプリンケースです。




耐用年数ですが マツボックリが腐るまで3年~5年くらいです。


マツカサが開いてしまうと水不足です。
開いているのを見かけたら急いで水をやって下さい。




松の根は 鉢まで伸びずにマツカサの中で成育しているみたいです。
不思議といえば不思議です。