昼下がりの電車。

今日の帰りの電車で、ドラマのような出来事に出会いました。

今日は午後の授業が休講でした。なのでお昼ご飯の後バスで駅へ向かい、13時台の電車に乗り込みました。お昼の電車はとても空いていて、ほとんどの人は座っていて空席が半分ほど。

僕の乗った車両には学校帰り(行き？)の学生、お年寄り、子供を2人連れた母親、サラリーマンなどが一緒に乗っていました。最初は静かな車内だったのですが、二人の子供のうちの1歳くらいの男の子の方が突然泣き出して、母親はなんとかなだめようとしますがなかなか収まることはなく、むしろ泣き声は大きくなる一方でした。もう1人の3～4歳ほどの女の子はただただ弟の姿を見守っていました。
そんなとき、奥の方から年配のサラリーマン風の男性が母親の前まで来て「うるさいんだよ！しっかり躾しろ！」と怒鳴り散らし、隣の車両へ行ってしまいました。その声で男の子の声は余計大きくなり、女の子も泣きそうになっており、母親はその男性の背中を睨みつけていました...。
そんな空気の中、お年寄りの女性が「大丈夫だよ～」と男の子に近づき、頭を撫でたり、女子学生も女の子に「怖かったね～でも大丈夫だよ」などと話しかけていました。すると男の子はふっと泣くのをやめて、女の子も学生のおかげで次第に笑顔になっていきました。
車内は温かいムードに包まれ、ホッと心が温かくなる光景でした。こんな事が現実にあるんだなぁ～と感動した瞬間でした。女子学生の子供に対する接し方も、保育系の学生かな？と思うほど上手でした。
唯一、母親が2人に一言「すみません」と言ったきり、途中で降りるまでお年寄りと学生に子守を任せきって携帯をいじっていたのが気になりましたが...。

こんな状況のときにサッと行動できる人ってかっこいいですね。僕もこういうときに彼女らのように動けるようになりたいなあ。
そんなお昼の出来事でした。


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