誰かに愛されるには、まず自分から与えることが大切だと、よく言われます。
そこで、今回は人を喜ばせる秘訣を探ります。
今日のエピソード
「豊臣秀吉に学ぶ人を喜ばせる秘訣~聞かれるまで明かさない~」
戦国時代に天下統一を成し遂げた、豊臣秀吉。
秀吉はもとから武士であった訳ではなく農民の息子として生まれました。
幼少期の秀吉は武士に憧れていました。
あるとき織田信長に仕えるチャンスがやってきます。
とはいってもいきなり武士として仕えるのではなく、小者という雑用係りからのスタートでした。
ある冬の、とても寒く雪の降っている日のことです。
信長が外出するとき、秀吉は信長の草履を差し出しました。
信長が草履を履くと、草履が温かかったのです。
それを受けて信長は「猿!お主このわしの草履を尻に敷いておっただろう!!この無礼者めが!!!」と怒鳴り、秀吉を蹴っ飛ばしました。
それに対して秀吉は、「ははぁー」と頭を下げ言い訳をしませんでした。
翌朝、再び秀吉は信長の草履を差し出しました。
すると、また草履が温かく、信長は激怒しました。
このやりとりを何度か繰り返したそうです。
何度怒っても秀吉がやめないので、さすがにおかしいと思った信長は訳を尋ねました。
すると秀吉は、「お館様の草履を、ふところに抱いて温めておりました」と言い、
着物の胸元を広げると、確かにそこには泥がついていたのです。
これを知った信長は、かわいい奴だと思い秀吉への評価を上げ、どんどん活躍の場を与えていくのでした。
ぼくは、草履を温めるという発想もすごいなと思うのですが、信長に勘違いされて蹴っ飛ばされても、言い訳をしないところがさすがだな~と思いました。
相手が喜んでくれるだろうとやったことなのに、蹴っ飛ばされたら、「いや、違うんです・・・」と言い訳したくなりませんか?
それよか、ぼくなら、温めておきましたのでと先に言ってしまうかもしれません(笑)
だってやったことが気付かれなかったら、なんだか悲しくなりませんか?
ただ、「お館様、草履を温めておきましてんで!(胸元を見せ)ほら、汚れてるでしょ?ちゃんとふところで温めおきましたんで!!ささ、お履きください。」
と言ったら、喜んでくれるかもしれませんが、なんだかあざとさを感じてしまいますよね(笑)
秀吉は効果を高めるべく、聞かれるまで我慢したのでしょうね。
ただ、頭の良い秀吉のことですから、気付かれないのは何なので、草履を出す仕事は日常業務なので、毎回繰り返せばいつかは聞かれるだろうと算段もあったのかもしれませんが(笑)
なんにせよ、喜ばせることをした後に、聞かれるまで明かさないと、相手が気付いたときに喜びが大きくなるようですね!