今日のエピソード
「西郷隆盛~口はワザワイのもと」
前回の続き。
奇跡的に息を吹き返した西郷。
ですが、月照を京都から連れ出した西郷は幕府のお尋ね者です。
どうしようかと悩んだ末、藩はとりあえず幕府の役人の目の行き届かないところへ西郷を隠すことにしました。
鹿児島から400km南西にある奄美大島に、流されました。
島での生活に不便はありませんでしたが、政治に参加できず辛い思いをして過ごしました。
ですが、薩摩に戻るチャンスがやってきます。
前藩主の島津斉彬の跡は島津久光の息子が継いでいました。
ですが、実権は国父となった久光がとっていました。
久光は軍を率いて京都に上り、幕府への発言力を高めようとしていました。
西郷の友人たちからすれば西郷を呼び戻す絶好のチャンスでした。
友人たちは今回の計画には西郷の持つ人脈が不可欠だと訴えました。
それならばと久光は西郷を呼び戻します。
3年ぶりに鹿児島に戻った西郷。
久光は西郷に京都に上る計画への意見を求めました。
すると西郷は「官位も人脈もない久光公では、京の都へ行ったとしても何もできません。この計画は延期すべきです」と言い放ったのです!
前藩主の島津斉彬に心酔し、以前いざこざがあった久光のことを西郷は見下していたのです。
こんなことを言うので、友人たちは慌てました。
気にもとめず西郷は続けます「御前はおそれながら地ゴロ(田舎者)ですのでこんな大それた事をできる器ではありません」
友人たちはなんとかその場をとりもち、西郷に久光が京都へ上る計画を承認させました。
手始めに、西郷は先発隊として下関に向かいました。
そこで久光と合流する手はずとなっていました。
しかし、久光が下関に着くと、西郷はもうそこにはいません・・・
西郷は、京都で薩摩藩士の一部が武力蜂起を画策していることを聞き、止めに向かったのでした。
ですが、西郷は久光の命に背いたのです。
久光は、地ゴロ呼ばわりされた挙げく、命令無視までした西郷に怒り心頭です!!!
即刻、西郷を捕えるよう指示をしました。
そして、西郷は奄美大島のさらに南西の沖永良部島に島流しにされてしましました。
今度は、罪人としての厳しい牢屋生活をさせられることとなるのでした。
西郷どんには、こんな人間くさい一面もあったようです!