夫とは19歳のころに出会いました。
それまでハチャメチャな恋愛を繰り返していた私にはもったいないくらい誠実で真面目な人でした。
彼は破綻していた私の人生をなんとか元のまっとうな軌道に乗せてくれた人です。
でも、やはり私の障害が壁になりました。
すぐ不安になる、彼のプライベートを漁る、見離される不安感からパニックに陥り攻撃する…
といった一連の騒動が何度もありました。
なぜ彼が私を選んで結婚したのかいまだに謎です。
私がこの病気を自覚した時も、僕は絶対みはなさないよ、と笑っていました。
もちろん、彼からもう無理だと言われたこともあります。
別れ話も何度も繰り返しました。
俺には俺の領域があるから、と線を引かれることもあります。
でも、なぜか彼はいつもニコニコして、時に私を叱りつつ、そばにいます。
ありがたいことです。
彼がいるから私は生きていられるのです。
…あ、依存ですね、これ。
今はお互いがお互いを思いやれる存在になる為、勉強中です。
お互いがお互いだけを見つめるのではなく、お互いが共通の目標に向かって前を向いて手をつないで歩いていけるように。