茶道裏千家淡交会青年部東北ブロックの「東日本大震災復興応援呈茶」に
参加させていただきました。

 

今年は宮城県名取市閖上 観音寺様にて

二万体の慰霊地蔵尊開眼法要と収められる地蔵堂の落慶方法に
参加されたご遺族の皆様に一盌を差し上げさせていただきました。

名取市では923名の死亡届が受理されていて、
市職員の殉職者4名、消防団員の殉職者16名、
関連死41名の被害状況とのことです。

 

被害に遭われた場所は居住禁止区域として、
あちらこちらに犠牲者の方々を弔うモニュメントが建てられ、
次こそは絶対に犠牲者を出さないように取り組んでいらっしゃるそうです。

 


二万体のお地蔵様は、東京都昭島市の陶芸家渋谷太郎氏が、
「東日本大震災の被害者を供養したい」とお作りになられて、
さらに私達の呈茶用にとお茶碗も作ってくださいました。

 

 

その時は、仙台市の勾当台公園で、政府主催の追悼式の中継を拝見しながら、
黙祷を捧げました。

毎年の事ですけれど、黙祷中はいろいろな思いが溢れて、涙が流れます。

 

「忘れないこと」それは弔いにもなり、寄り添うことにもなり、
また来るであろう災害に備えることにもなるのですね。