茶道裏千家淡交会青年部東北ブロックより、3月11日、この一周年の節目に、
「祈りの一碗」を捧げる「東日本大震災一周忌法要と呈茶」を開催する旨の
案内があったので、参加させていただきました。
「みどりの絆プロジェクト」として、この一年、全国委員会始めとする仲間達からの
支援を戴きながら、被災地の方々にお茶を飲んでいただいていたそうで、
今回は、直前東北ブロック長縁の、檀信徒76名が亡くなられた陸前高田市の
華蔵寺の一周忌法要に参列された方々にお茶を差し上げました。
ご法要では、御仏前にお茶も供えていただきました。
遠くは中国・四国から駆けつけて下さった全国委員、東北ブロックの仲間と、
盛岡市からバスで陸前高田市に入ったのですが、被災した景色に、
胸がつまって言葉を失いました。けれど、高台に仮設店舗の商店街や
市役所があったり、建設中のスーパーがあったり、
お菓子が、今までは全国から届けられていたものだったそうなのが、
釜石市[玉泉堂]のお饅頭であったのに、少しづつでも復興に向かっているのも感じました。
その時は、被災した陸前高田市役所で焼香させていただいて、黙祷を捧げましたが、
サイレンが鳴り止んでも、それぞれ思い思いの場所で、しばらく皆動かずにいました。
支援もとてもありがたいけれども、「忘れない」事が一番だそうです。