つつじが見頃を迎えたらしい新緑の深まる千秋公園で、
所属青年部で親先生や社中の方々をお迎えしてのお茶会がありました。

千秋公園は、江戸時代に秋田を治めていた佐竹氏の居城久保田城址です。

昭和28年、久保田城築城350年を記念して、
裏千家十四代淡々斎宗匠の設計により建設された「宣庵」にて。


ちょくちゃんのくいしんぼう日記-宣庵


「宣庵」のお庭には、久保田城を築城された初代佐竹義宣公に
石田三成のはからいで豊臣秀吉より渡った、「船形大手水鉢」があります。

ちょくちゃんのくいしんぼう日記-手水鉢

けれど、佐竹義宣公は関ヶ原の戦の後、
常陸からこんなところまでとばされちゃって
国替えとなり久保田城を築城されました。
事を考えると、なんだかとても感慨深く眺めてしまいます。



さてお菓子は、

裏千家十四代淡々斎宗匠よりご銘を頂いた「古友糖」
と佐竹紋[秋田栄太楼製]
ちょくちゃんのくいしんぼう日記-古友糖
干菓子器は、数年前に大館にて「まげわっぱ作り 」で
作った菓子器にしました。

お茶は、長久の白[祇園辻利詰]にしたのですけれど、
千秋公園の「千秋」は、秋田の「秋」に長久の意の「千」と冠して、
長い繁栄を祈って名付けられたそうです。


秋田の良さ、歴史を再確認した一日でした。