ある日の夕方 インターホンがなった

ドアを開けると母とおばちゃん。

 母「おばちゃんがどうしてもお礼が言いたいって」

おばちゃん「おばちゃんは、ちゃんとせんと好かん」

イヤイヤちゃんとって夕方は忙しいんですけどと思ったが、来たものは仕方ない。

母も夕方は夕飯の支度があるだろうから母には「帰っていいよ。おばちゃんは送って行く」と帰ってもらった

おばちゃんは目が悪く転んで入院した事がある。

とりあえず上がってもらい「紅茶がいい」と言うので紅茶を出し話し相手をしながら夕飯の支度をした。

一人暮らしなので夕飯のお裾分けをした。

「タケノコご飯とハンバーグ夕飯に食べて。タケノコご飯はレンジでチンして食べて。ハンバーグは焼いて。大丈夫?」

おばちゃんは喜んでくれ「大丈夫」

と言った。

そして歩いて1分を車で送った。

母にタケノコご飯とハンバーグを渡したことを伝え

「なんか言ってた?」と聞いた。

「???」の母

「いや味がどうだったとか言ってなかった?」

「いや何も。食べたんだろうか?この前ね、移動の販売が来た時にギョウザが食べたいって言ってたんだって。だから⚪⚪さんが買って焼けば?って言ったら焼ききらんって言ってたんだって」

私「え?じゃあハンバーグはどうしたんだろう。冷凍庫に入れたとか捨てたならいいけど。腐ったりしたら心配だよね。」

母「食あたりでもしたら大変だから何でもやったらいかん」

そうだよね。

ギョウザを焼いて持って行ってもいいけど高齢者(認知症)は大事にとっ ておいて忘れた頃食べるから不安だよね。

私は一人暮らしだからヘルパーを入れてもらうのが一番だと思うが娘さんの連絡先を知らない。

おばちゃんに聞くのも変に思われるだろうし。

一人モヤモヤしている。