コウモリやハトなどで困ってインターネットなどで調べ
効果があるとの情報から色々とアイテムを試すかたも多いと思います。
被害調査で現場に行くとその苦労の跡がにじみ出ていることが良くあります。
色々な生き物の対策がごっちゃになっていたり、たまたまそれっぽい効果があるように
見えたり、思い込みだったりとグレーな情報が入り乱れています。
効果が全くない場合や効果が弱い、使い方が違うなどで結局は悪化し、
無駄なお金がかかってしまい結局プロへと。
そんな方へのアドバイスです。
【効果が?の対策】
●磁石
●CD
●キラキラテープ
●目玉のボール
●鷹やカラスなどの置物やカイト
異物感や磁力線などの効果を期待していると思いますが直ぐに見破られますし
慣れてしまいます。
ひと昔前に流行った「ペットボトルに水を入れて置いておくとネコが寄らない」と
同じレベルです。
人も玄関前にダルマが置いてあったら警戒するでしょ。少しのあいだ。
【使用方法の間違いの多い対策】
●トゲトゲ
●忌避剤
●ネット
トゲトゲは種類が色々とありますが柔らかい素材や長さの短いものなどを使用していたり
設置の数や幅が足りないと全く効果が出ません。
鳥にも色々と種類がありますのでハトに困っているのであればハトに効果のあるものを
効果の出る量使用して下さい。
ハト用の忌避剤はニオイ、触感、見た目効果(忌避剤の種類によってはハトの目から見て火が出ている
ように見えるものがある)によりハトを追い払うのですが使用量や使用方法が間違っていたり、薬効が
なくなっているのにメンテナンスしていなかったり、また落下汚染や垂れ染みが出ることがあったり
種類によっては虫を呼び込んでしまうデメリットがあります。
コウモリ用の忌避剤はハッカのニオイで追い払うものが主ですが、短期間の効果です。
追い払ったコウモリは同じ建物や近隣の建物の違う隙間を探るため被害箇所や巣が拡大する要因にも
なります。
コウモリは1cm程の隙間から侵入しますので、思っている所以外にも複数、巣にしていると思って下さい。
忌避剤の使用は悪化する要因にもなりやすいのです。
ハト対策のネットはしっかりと隙間なく覆うことが大切です。
ネットを垂らして満足の方もいらっしゃるようですがもともと木の枝葉の中に巣を作る生き物ですから
ネットの隙間や弱いところをついばんで入り込むことは朝飯前です。
ハトにしてもコウモリにしても物理的に「入れません!」という処理をすることが最も効果的です。
早めに対策をとることも大切です。
対策用品の適切な使用を!