0655 2355 自由研究55のラストの4本目です。
背中に指をあてたとき。
1本あてれば当然1本だってわかるんだけど、
少しだけ離して2本の指をあてると、
あてられた人は1本に感じるみたい。
5センチぐらい離すと、やっと2本ってわかるみたい。
こんなにわからないものなのかな?
でも手のひらだとちょっと離しただけで2本に感じるみたいだね。
これって何か自由研究にならないかな?
例えば2本の棒を使って、間の長さをきちんと測ればいいんじゃない?
ということで測れる物差しを作ってみましょう。
画用紙を細く切って、定規に巻き付けたら
2本のつまようじをテープで固定します。
2点同時押し定規の完成です。
紙で巻いた部分は動かせるので、定規の目盛りで正確に測ることができます。
これを使って体のいろいろな部分でどのぐらい離したら「2本だ!」ってわかるのか測定してみましょう。
じゃあ背中から測定スタートです。
2センチではまだ1本に感じるみたい。
4センチでやっと2本ってわかるようになりました。
この調子で体のいろんな所を測って、表にまとめていきます。
だいぶデータが集まってきたけど、もっとわかりやすくできないかな?
さあ、ここで考える練習のお時間です。
ヒントは人のからだの絵と色えんぴつ。
これを使って集まったデータをわかりやすくしてみましょう。
あ、数字の大きさにあわせて色分けしてみよう!
4センチは青、3センチは黄色という具合に長さごとに色分けしていきます。
その色にあわせて人のからだの絵に色を塗っていきます。
こうすることで部分ごとの特徴がみえてきました。
おなかや背中は青=間隔が広くても1本に感じるので「にぶい」ってことがわかります。
腕は肩の部分はにぶいのに手の方に行くにしたがって敏感になってるみたいですね。
脚はどうなのかな?
脚はまだ調べてないみたいです。
まだまだ調べるところがありあそうです。
「からだのいろんな場所に2本のぼうをあててみる」研究でした。
ここで初心者に告ぐ「研究の心得 その3」
やりたいことが見つからないときは自分に関する研究をしてみよう!
自分を研究するんだからいつでも実験できるよ。
今回の研究ではからだの感覚という比較しにくいものを専用の道具で測って数値化していました。
さらにイラストを色分けして見やすくすることでそれまで気づけなかった事実が見えてきました。
例えばこんな研究はどうでしょう。
果物に貼られているシール。
集めただけではよくわからないけど・・・
書かれている産地ごとに世界地図に貼ってみましょう。
果物の産地って同じようなところに集中しているのがわかりますね。
この様にたくさんデータがあるときにはグラフや表など、どんな風にまとめたらわかりやすいか探してみましょう。
最後にここまでの内容をおさらいです。
研究の心得その1
身近な生き物を観察するときは疑問を確かめられる実験をしよう。
研究の心得その2
工作をするときは身近なものを作って、その仕組みの秘密を探ってみよう。
研究の心得その3
テーマが見つからないときは自分に関する研究をしてみよう。
そして結果のまとめ方を工夫すると新しくわかることがあるかもしれません。
さあ、これらをヒントに自由研究がんばってください!