もしももしもがなかったら
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言葉のせかい

“世界で一番大きなものは?”の問いに対して空海は

_____「言葉だ。」 と答えたという。



言葉は全てを言い含める。



おわー。ほんとだ。
逆に考えてみると、言葉がないと事象は存在しないとも言えそうな。


そう、私が『概念』という言葉を知ったのは小6のときだった。
(がいねんってなんねんてガイネンって…)と考え続けてたように覚えてる。
そう、「概念」という言葉を知る迄、私の中には
概念という概念が存在しなかったんだよね。
(あれ、何言ってるんだろうか。)


私たちが言葉を知らなかったら、
私たちはどんな風に物事を考えるのだろう。
日本語と外国語とでも違いそうだよね。
日本語で「アイデンティティ」に代わる言葉がなかったこととか
そもそも日本は文化的に『自己同一性』なんて概念が明確になかった。とか
「もったいない」という言葉が日本にしか無いって一時期話題になったけど
つまり他国に「もったいない」という明確な概念がなかった、とか。

あ、あくまで「明確な」ね。
そのほか、セレンディピティとか、クオリアとか、なんとなく感じてはいたけれど
明確な名前を知ったとたん、存在を信じうることができるような気がする。


ほら、言うじゃない。
「初めて知り合った人とくだけて話していたのに、相手が年上だと知ったとたん
急に敬語を使い始めるあの現象にそろそろ名前を付けて欲しい」とか。


名前がついたとたん、それはこの世に明確に存在する。




最近お知り合いになったコピーライターさんに
女の子が生まれるんだ。
名前はまだ考え中だって。




楽しみにしてるんだ。
その子がどんな思いを込められて、この世にやってくるのか。








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