朝から病院へ行くと、約1週間ぶりに会う父はげっそりと痩せていた。

どうやら飲食が出来ないようで、9月に入院してからまともに食べていないのもありすっかり痩せてしまったようだ。
お腹もぺたんこで全身骨が浮き上がったような状態。体力もかなり落ちていて、声もほとんど出せない。一生懸命何かを言っているが声にならないので聞き取ってあげられなく、どうして欲しいのかすぐに理解できない。
湿らせたスポンジで口の中や唇を拭くと食べるような動きをするのでスポンジを噛みちぎらないように注意しておかないと、誤って飲み込んでしまう危険があった。


以前は足を少しは自分で動かしたりしていたが、全く動かさずにいる。足先や手が冷たく、足をさすったり手を握っていたりしていた。


痛み止めを強めに変えたためあまり「痛い」とは言わないが夕方には痛がったので先生が薬を入れてくれ、楽になってきた頃合いをみて病院を出る事にした。
帰る時先生に、出来れば今日は付き添っていてあげて欲しい。体力も落ちているし酸素も嫌がってしていないので、出来るだけそばにいてあげて欲しいというので、母が付き添い、私は帰り片付けや明日の準備などをする事に。


先生がそう言うほどに状態は悪いのだろうか。安易な事は言えないのだろうけど、個人的にはその時が近いのなら早く教えて欲しい。離れて暮らしているのですぐには行けないので出来るだけそばにいたい。わがままかなあ。