骨折した部位の手術が無事終わりました。
骨を切除して人工骨と金属を入れる手術でした。

当日は母は朝から病院へ、私もなるべく早く家を出たのですがバスに乗り遅れたりでお昼頃には病院へ。弟も午後から仕事を休んできました。
手術の時間がはっきり決まっておらず、14時頃と言われていたのが結局は15時半に手術室へ入りました。時間が分からないと待っている間のそわそわと緊張した状態がかなりきつかったです。
始まってみてもいつ終わるかはっきり分からないのでやっぱりそわそわ。だからといって先生にお任せするしかないので、今の内に食事をすませておこうと買い物をして駐車場に車を入れてしばらくしたら2つ隣に叔父・叔母が駐車。手術が始まっている事を伝え病室のある階のラウンジで終わるのを待ちました。

19時ちょっと過ぎに手術が終わり主治医の先生から説明を受けていると廊下からすごい声がしました。なんとなく父の声に似ていて、もしかしたらと思ったら病室に戻ってきた父が暴れている声でした。
手術の前に、手術後はどんな人でも混乱して暴れたり点滴などのチューブを抜いてしまい感染症などを起こさないように手袋や拘束をする事がありますと説明がありました。手袋をされベッドに拘束されるのを「痛い、やめろ!!」としばらく叫んでいました。そのうちに緩和ケアの先生が来てくださりガンの痛み止めを投与したりと30分以上そばにいてくださいました。
母も弟も私も、それから叔父も手術直後の人を直接見るのは初めてだったのでびっくりしてしまいましたが、叔母だけは以前経験があったらしく冷静でした。あんな父の姿を見るのは初めてでした。
1時間もすると痛み止めも効いてきたらしく落ち着いてきて、少し話すこともできましたがやはり混乱していたのと痛み止めのせいか天井を見上げ「花が咲いてきたぞ」と言い出したり手術した事がわかってなかったりしていました。20時頃には叔父達は帰り、30分後に弟も帰った。本当は21時で面会時間は終わりですが手術直後というのもあり22時頃までいても看護師さんは何も言わずそばにいさせてくれました。
この日は朝からずっと気を張っていたので帰ったらすぐ寝てしまいました。

翌日は午前中から病院へ行きましたが、昨日の様子からは想像できないほどはっきりとしていました。骨折の痛みからも解放されたのもあったのかいつもなら「痛い」と何度も言っていたのが2,3回「腰が痛い」と言っただけでした。前日から食事もしていないし水分もとっていないのでおなかがすいているだろうなと思ったら「ここの飯はうまくないからいらない」「おい、チーズケーキ買ってこいよ」などとわがまま放題。お昼ご飯にはほとんど手をつけずバナナを2切れ食べただけでした。自分たちの食事を買いに行ったついでに、チーズケーキと父がよく食べていたいパンを買って帰り食べさせたらケーキを1個食べきっていました。先生からも好きなものを食べていいですよと言われたので、食べたいものがあれば食べさせてあげたいです。
この日は本当にびっくりするくらい調子がよかったので夕方には病院を後にしました。

次の日は前日調子がよかったのもあり午後から病院へ行くと、また手袋をつけられていました。
手袋をつけられてしまうとガンの痛みがあった時に痛み止めを投与するスイッチを自分で押せないので、この日は痛みがあったのと手袋をつけられた事がそうとう嫌だったらしくちょっとイライラしていました。
血糖値も低く、昨日の様子とは正反対のぐったりした様子でした。少し眠ってはちょっとした物音で起きる、また眠る、の繰り返し。私と母が帰ったらまた手袋をつけるような事を言っていたのでなるべくそばにいてあげてと母に言い私は自宅へと戻る事にしました。

何はともあれ、痛みが1つでもなくなり(それも一番痛がっていたところ)すこし落ち着いたのでちょっと安心しました。
また週末行くから待っててねお父さん。