11月5日15時15分
父が旅立ちました。


前日まで一緒に過ごし仕事のため戻りました。翌日から休みをもらえるよう社長にお願いして他の人にも休む事を報告していると電話が。
相手が母だと分かると一気に不安になりました。

「お父さんが…」
涙まじりの声から状況はすぐにわかりました。主治医の先生が父の名前を呼ぶ声がしていて、電話越しにも切迫した空気が伝わってくるようでした。

すぐに早退させてもらい父の元へ向いましたが、どうがんばっても3時間はかかります。
「昨日帰ってこなければ良かった」「お父さん、待ってて」「間に合え、間に合え」

電車内で母から着信があったので次の駅で下車し折り返すと出ないので弟に連絡。

「15時15分だった」

母から最初の電話をもらった10分後に父は息を引き取りました。
連絡を受けてすぐに病院へ向った弟も叔父も間に合わなかったそうです。

これから家に戻るという事なので私もそのまま帰りました。


叔父が迎えに来てくれ家に着くと、近所の方も数人来ており私が帰って来るのを待っていてくれたようです。

前日までと変らない姿。でももう動かなくなってしまった父。
母の手を握り止らない涙を拭き、次々と来てくれる方に挨拶をしていました。

その後は葬儀の打ち合わせなど慌しくすごしましたが、沢山の方に見送っていただき無事に済ますことが出来ました。
喪主を務めた弟も初めての事に戸惑いながらも、親戚、近所の方、父の友人などいろいろと教えてくれる方がいて支えてくださるので安心です。

通夜の後、斎場に3人で泊まったのですが、私たちの想像していた以上の方たちが来てくださり祭壇の父の写真を見つめながら
「お父さんってすごい人だったんだな。ちょっと見くびってたよ。」と3人で反省しました。



12月23日に七七日の法要も無事終わり、一段落つきました。
お墓の準備でまだ出来ないので納骨はまだですが、やっと少し落ち着けるかと思います。


私個人としても支えてくれた友人達や会社の方にはどれだけ感謝してもしたりないです。


これからも母、弟と力を合わせ進んで行こうと思います。



お父さん、ありがとう。これからも私達を見守っていて下さいね。