539粒目「今川焼?大判焼?…それとも?」 | 砂のブログ

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「線は無数の点から成り、…」で始まるボルヘスの
“砂の本”の様に、始まりも無ければ終りも無い
日々の営みの中で感じたことや思いついたことなどを
つらつらと綴っていこうかなと、ね。

よく調べ
よく考え
も、せずに
討論論争をするのは
只、悪戯に
無知を晒している
だけ

と、いう
些細なこと。




“どっち派?”

勿論、
悪質なものは
淘汰すべきだし
それを好む者は
諭すべきで
悪質と解っていて
擁護する者は
糾弾すべき
だけど

好き嫌いは
人それぞれですが
自分の好きなものと違う
自分の嫌いなもの
だからといって

それを否定し貶して良い
ということには
絶対に、
なり得ませんし
その権利も無いわけで

多数派だから
少数派を如何様にしても
良いわけは当然無く

それを好きだと言う人が
一人でもいれば
その人と
それを
その気持ちを
尊重してこそ踏みにじる
などというのは
人権の尊重を無視した犯罪行為
そのものなわけでさ

そもそも、
自身の好みという
勝手都合で
何かを否定し
誰かを傷付ける
そんな奴に好かれても
品位を下げるだけで

いい迷惑じゃん?


例えば、さ

陰口や悪口ばかりの
いけすかない奴に
好かれ褒められても
イメージは悪くなる一方
でしょう?

結局、
その手の奴は
自身と
自身の好いたものを
貶めるだけの
害悪でしか無いんだよね。




扠、

地元、神奈川のローカル局
tvkの街ぶら番組
「あっぱれ神奈川大行進」

で、黄金焼きという菓子を
これ今川焼でしょ?
いや大判焼じゃないの?
という一幕を見て

ふと、


“今川焼”は関東
“大判焼”は関西
と、思っている人が
多いのですが

これが実は、
違います。


“今川焼”は
東京を中心とした
関東地方に多い呼称で

“大判焼”は
全国各地にある呼称

他にも、

北海道、東北、長野では
“おやき”

大阪を中心に関西では
“回転焼き”

広島は“二重焼き”

“太鼓焼き”
“巴焼き”
“甘太郎”
“あじまん”など
様々な呼称があります。


今川焼の
由来は、

幾つかありますが
実は、
これ絶対!!!
という確証のものは
なく

ま、今川と
言うからには
今川某か
今川という地名から
付けられたのでしょう。


大判焼の
由来は、

大判小判の
大判のこと
つまり、
小判型
楕円形の今川焼を
大判焼とし
全国に拡がり
元の円形に戻っだ後でも
定着した呼称のまま
大判焼

というわけで、

大判小判

黄金(こがね)

黄金焼

という呼称のものも
各地にあります。


でね、

そもそも
小麦粉や
地域によっては
そば粉なんかを溶いて
皮にし
何らかの具材を入れて
焼いたものは

“おやき”
“焼き餅”

なんだよね。



ちなみに、
餡を皮で包んで
蒸したものは

“饅頭/まんとう”で

餡というのは、
小豆の餡オンリー
のことではなく
中に入れる
タネ

のこと




扠々、

悪質
悪辣な
パクリは
別としても


ま、本家本元の
売上や評判に
全く影響が無く
こそっと儲けるくらいなら
かわいげもあるけどさ

いいじゃない、

マズイものをウマイと
ウマイものをマズイという
必要は無いけど

それぞれを楽しむ
余裕と粋を持とうよ

って、話です。