昔、好きって感情がわからなかった時がある
少女「あの、付き合ってください」
好きがわからない僕は流れに身を任した
僕「いいよ」
少女「よろしくお願いします」
少女は1個下の後輩らしい
僕は少女のことを全然知らない
「よろしく」
僕は縛られるように毎日連絡を取り合っていた
僕が連絡を返さないでいると少女は決まってこう言う
少女「嫌いになった?」
僕「まず好きじゃない」
なんて言える訳もなく
僕「嫌いになってないよ、忘れてただけ」
こう返すといつも
少女「よかった、安心した」
僕は言葉で人を安心させることが出来るのかと学んだ
いつの間にか1ヶ月が経っていた
少女「登下校を一緒にしたい」
僕はその頃そういうことはしたくなかった
僕「恥ずかしいから嫌」
女の子と歩くのを友達に見られると、いちいち説明しなくちゃいけないから
少女「私と歩くのが恥ずかしいから嫌なの?」
説明がめんどくさくてこう答えてしまった
僕「そうだよ、だから登下校は別にしよ」
それから1週間、少女から連絡がなかった
少女は学校も休んでいた
僕は心配になった
少女に会いたい
毎日連絡を取っていたのが当たり前だと思っていた
少女から連絡を絶たれたことはなかった
この気持ちはなんだろう
いてもたってもいられず少女の家へ走った
そして告白をした
今度は僕の方から
「付き合ってください」
今は大事な友達だけど
少女にはたくさん教えてもらった
最近また好きって感情がわからない
人は繰り返しなのかな
愛に傷付けられても
また愛を求める
そして愛に愛される
なんちって