会社にA子ちゃんって言う子がおるのよ。

なんつーか、ちょっとバカなのね。

簿記3級とFカップ(推定)を武器に営業アシスタントの業務に抜擢されたんだけど、

なんつーか、やっぱバカなのよ。

「この見積に粗利20%のせてS会社のYさんに展開しておいて」ってお願いすると、

金額×1.2で先方に見積送っちゃうのね。

しかも確認の連絡もなく勝手に。

先方も「いやー、御社も大変の中、頑張ってくれたね!先日の打ち合わせ時より下げてくれて助かるよ!すぐに発注させてもらったよ!ワハハ」

なーんて、俺に電話掛かってくる始末。

ちなみにうちは粗利が20%切ると上司に決裁申請が必要な訳で、何回かこいつのせいで事後申請を行ってるのよ。

上司もまたか。って俺に言うわけよ。

A子は数少ない若手の女の子だから上の方々も長く居てほしいと思ってるのよ。

即戦力として営業アシスタントに入ったのに、
いまだアシスト0なのよ。

全然戦力になってないんだよね。

A子に対し、丁寧に利益率の計算方法を説明して、ユーザー毎に大体のマージン表なんかも着くってあげたのね。

少しずつA子も覚えてくれて、ようやく使えるようになってきたかなって、思ってたんだけど、

先日、事件が起きたのよ。

「この案件はこの商流で決まってるから、他から来ても断り見積出しといて。」っとA子に頼んでおいたのね。
一応エクセル表に断り見積のサンプル例も作ってあるから、それ見てテキトーに金額設定して出せばいーだけなんだけど、

A子はあろうことか、
「この案件に関する見積は断らさせて頂きます。」

と、依頼が来た商社の担当者にメールしてるのね。

断り見積を見積作成自体断らさせて頂くと解釈していて、

メールで依頼を断っていたわけです。


当然、そのあとクレームなりの電話が掛かってきたのは言うまでもなく、

関係した担当者のとこに謝りにいく羽目となりました。

ちなみにA子ちゃんは、
この件がきっかけで別の部署に異動となり、

こないだ辞めたとのこと。

A子。台風なような子だったなぁ。