こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの　にのまえ遼です。

さてさて…。

魅力的なプロフィールにするには、まず、メインの資源を箇条書きにしてから、それを繋ぎ合わせて、文章を作るといい…というお話の続きです。

で、次に、サブの資源を加えて、文章を膨らませていきます。

⇓⇓⇓

『家電量販店のパソコン販売部門で、売込みトークゼロで、5年連続エリアナンバーワンの販売実績。

その秘密は、心理に働きかることで、その場で信頼関係を構築し、お客様から「欲しい！」と言わせるセールスタイル。お客様の満足度も高く、名指しでのリピーターや、口コミも多い。

毎月、自社スタッフを対象に行っている販売研修は、分かりやすく、学んだその日から使える実践的な内容だと高い評価を受けており、他社からの研修依頼も寄せられている。

心理学に深い造詣を持っており、NLPの認定講師の資格も有している』

どうでしょうか。

少し、サブの資源を加えることで、文章が膨らみ、プロフィールが魅力的なものになってきましたよね。

最後に…。

これに「盛り」を加えていきます。

盛る際のポイントは…。

『他との違いを感じる表現』と『信用獲得要素』を入れること。

これ、人が恋に落ちるときもそうだし…。

顧客が商品を購入するときもそうなのですが…。

他との違いを感じた時に、魅力を感じるんですよね。

その他大勢と一緒だと、惹かれることはないのです。

そして、出版社が著者に魅力を感じるのも、同じなんですね。

例えば…。

「セールススタイル」を、「独自のセールススタイル」という表現にすると、オリジナリティのあるノウハウだと感じるので魅力度は上がりますよね。

「販売研修は、分かりやすく、学んだその日から使える実践的な内容…」の部分も…。

「専門用語を使わないので分かりやすい」「その日から使える実践的な内容で、即戦力を作り出せると高く評価されている」

といった表現にしたほうが、他とは違うというイメージが伝わるので、魅力を感じてもらいやすくなりますね。

重要なのは、他より勝っているかどうかではなく、他とどう違うかです。

この事例の人より、マーケティングに詳しい人はたくさんいると思います。

でも、この人は…。

⇒他の人と違って、オリジナリティのある販売ノウハウを持っている。

⇒他の人と違って、誰にでも分かるように、販売について教えることができる。

⇒他の人と違って、すぐに実践できて、結果を出せる方法を知っている。

といった、他との違いを伝えることで、魅力を感じてもらえるプロフィールができるのです。

蛇足ですが…。

他との違いを分かりやすく入れていくと、プロフィールは、自然と長い文章になってしまいますよね。

本に乗っている著者プロフィールって、簡潔にまとめられているので、「こんな長いプロフィールで大丈夫なの？」と思う人もいらっしゃるかもしれません。

でも、今、お話しさせていただいているのは、書籍に乗せるプロフィールではなく、あくまで出版社に送る企画書に乗せるためのもの。

だから、長文になっても、全然ＯＫなのです。

600文字前後くらいの文字数なら、読むのにストレスは感じませんので、「簡潔にまとめる」より、「魅力が伝わる」の方にウェイトを置いてプロフィールを作りこんでいくようにしていきましょう。

次回は、『信用獲得要素』についてお話をさせて頂きます。

お楽しみに。

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