こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
さて…。
先回、お話しさせていただいたように…。
メインの資源と、その他の資源を掛け合わせることで、
魅力的な切り口や内容の出版企画書にすることができます。
ただ…。
ここで、注意しておいていただきたいのが、
あまり多くの資源を掛け合わせてはいけない…ってこと。
何故なら、あまり資源を多くかけ合わせ過ぎると、
色んな内容が盛り込まれすぎて、本のテーマがぼやけてしまうからです。
個人的には、料理を作る時のような感覚で、
メインの資源と、その他の資源を掛け合わせるのかのバランスを考えています。
例えば、
ステーキなら…。
メインの肉が8割で、付け合わせの野菜が2割…くらいの割合ですよね。
ロールキャベツだと…。
メインのキャベツが5割。その中のお肉が5割…って割合ではないでしょうか。
ミネストローネスープだと…。
メインのトマトが5割で、その他のお肉や野菜が5割…くらいの割合です。
つまり…。
どんな料理でも、だいたい、メインの素材の割合が50~80%。
そして、メイン素材のうま味を引き出したり、引き立てるために、それ以外の素材が20~50%くらいになっていますよね。
出版の企画を作る時もそうで…。
メインコンテンツに関する資源が50~80%。
そのコンテンツの魅力を高めるために、それ以外の資源を20~50%の割合で掛け合わせる…って感覚です。
〔もしかして、お料理しない人には、逆に分かりづらい例えになっているでしょうか…(;’∀’)〕
これを、間違えて…。
メインコンテンツ(メインテーマ)に関する資源より、
それ以外の資源の割合を多くしてしまったりすると、
本のテーマが散らかって、分かりづらい企画書になってしまうんですね。
鉄板皿に、お肉が4割くらいで、ニンジンやジャガイモが6割のステーキが出てきたら、違和感を持ってしまうのと同じように、それ以外の資源が多すぎると、魅力的ではなくなってしまうのです。
重要な部分なので、もう一度言っておきますね。
メインコンテンツ以外の資源は、あくまで、メインのテーマ(メインコンテンツ)を魅力的にするためのものだから、あれもこれもと盛り込まないようにすること。
時々、本当に芸達者というか、器用といいますか…。
本当に、ネタの宝庫みたいな方がいらっしゃってですねぇ。
こんな資源もあんな資源も持っているから…と、それを全部入れた企画書を作ってしまう方がいらっしゃるのですが、そうなると、ダメってことですね。
2:8~5:5、これが、メインテーマの資源と、それ以外の資源の黄金比になりますから、忘れないようにしてくださいね。
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