2021.8.2 Mon


大学を卒業して4ヶ月が経った。

つくづく感じることは、大学までテニスを続けて本当に良かったと。

そして他のどこの大学でもなく、亜細亜で良かったと。


とても厳しい環境だった。

練習時間も長い

たくさん走らなきゃいけない

その上に仕事もある

そして授業もある


毎日時間が足りなくて、本当に嫌になった時もあった。


何が楽しいんだろう。

他の環境ならもっと楽しくやれてるのかな。


何度もそう思った。


だけどそんな自分をいつも頑張らせてくれたのは、間違いなく応援してくれる方々の存在だった。


練習に行きたくなくて休みそうになった時も、

応援してくれる方々の顔を思い浮かべたら自然とコートに向かってた。


コートでやる気が出ない時は、良い報告をしたい人が後ろで見てるって思いながら練習した。



大学一年生までは、周りに頑張ってる姿を見られたくなくて、陰で努力をしたいタイプで、

そんなプライドが邪魔して上手くいかなかった。


そんな感情は捨てて、とにかく目の前のことを全力でやってみようと思ってから、

私のテニス人生は大きく変わったと思う。



オンコートではとにかくどんなボールも追う。

トレーニングでは抜かずに全力でやり切る。


この2つだけを心に決めて全力でやった。

そうしたら結果よりも先に、周りから評価される様になって、

監督や先輩から認めてもらえて、

トップチームに上がることができた。


トップチームでプレーできるようになってからはついていくだけで必死で、

こんな自分がここにいていいのかな。

ミスばかりで迷惑だよな。


上がったら上がったで悩まされた。

でも弱音を吐いている暇なんてなく、

他の感情に左右されてる暇もなく、

とにかく全力でやることだけで精一杯だった。


この経験が自分を強くしてくれて、

知らない間にプレーも良くなってた。


誰よりも遅くまで練習した。

みんな帰った後、暗い中走った。


練習で疲れていても、自分の課題に取り組む時間は絶対につくった。


ある意味自己満かもしれない、

でもそれが自信に繋がって、

試合の時は誰も頼ることができない、信じられるのは自分しかいない。


とにかく結果を残したいと思ってずっと努力してきたけど、

中々結果はついて来なかった。

結果がついて来ないだけでなく、

試合の中でのパフォーマンスがどんどん落ちていった。


フォアハンドが打てない。振れない。

入る要素のないミス。

試合後コーチには入れる気がないって言われた時もあった。

自分ではミスをしたくなくて、どうにか入れようとしてるのに、打ち方が分からない。




自分は試合で緊張して振れなくなってるだけだと思ってた。

気持ちのあり方を変えれば、プレーも変わるんじゃないか。

そう思って、スポーツメンタルコーチに相談した。

そこで言われたのは、

『イップス』


信じられなかった。

聞いたことはあったけど、そんなの本当にあると思っていなかった。

でも受け入れて、段階的に取り組んでいけば治ると言われた。


そこから改善への取り組みは始まった。


まずフォアハンドに対して過剰な意識を持ちすぎていた。

試合で上手くいかないことが多かったから、

自主練でフォアハンドをひたすら練習した。

それが逆効果だった。


そこからはどんなに不安でもフォアハンドの練習をするのは辞めた。




イップスのことは最初誰にも話せなかった。

仲間ではあるけどみんなライバルで、部内戦で評価は決まる。

自分の弱みを自ら話すことはナンセンスだ。


でも自分ではどうにもできなくて、

パートナーに話した。

そしたら高校から大学1年までイップスだったと。

自分の感覚や気持ちを理解してくれて、一緒に取り組んでくれた。


そしてコーチにも勇気を出して話した。

ずっと技術だって言われてきたから、絶対理解してくれないと思った。

それでも知っててもらうだけでもいいって思って話した。

感覚は分からないけど、そういうものが実際にあること、何とか理解して改善の為に練習でのアドバイスを変えてくれたり、本当に気を遣ってもらって、取り組んでくれた。


1年生の3月には少ない枠の中で亜細亜国際オープンにも出場させてもらった。

予選勝って本戦にも上がれた。

このままインカレ決めるって思ってた。

でもフォアハンドのせいで、ペアが変わった。


本当に辛かった。

でもペアに申し訳なくて、何も言えなかった。


試合中に逃げたくなる。


これだけ積み重ねてきたのに、なんでこんなに上手くいかないんだろう。

練習してる意味あるのかな。


コーチに話した。

もう試合に出たくないと。


そしたら

すぐに答えは出せない。

考えさせてくれ。

と言われた。



自分でもたくさん考えた。

そんなどん底の時でも、支えてくれる人達の存在で、何とか気持ちを切らさずにできた。


やっぱり結果を残したい。

応援してくれる人に良い報告をしたい。

このまま大学テニスを終えるのは嫌だ。


それを素直に伝えた。