体に22発の弾丸を浴びながら奇跡的に命をとりとめたフランスのマフィアのボスの実話を元にしているそうですが、もちろん物語は立派なフィクションです。
我慢に我慢を重ねた男が、敵の執拗な襲撃に耐えかねてついに立ち上がる、まるで日本の任侠映画のような筋立てです。
友や仲間を次々と殺され、たった独りで報復に転じるシャルレを演じているジャン・レノは、まるで孤高の殺し屋という趣でカッコいい。
フランス製ギャング映画らしいリアルな銃撃シーンはなかなか迫力と凄みがあり、R15指定も納得と言うところですが、映画としては意外とシブく仕上がってました。
物語のキモはかつての友であり相棒でもあったシャルレとザッキアが、どうして宿敵同士みたいな関係(どちらかと言えばザッキアの一方通行ですが‥)になってしまったかという点ですが、そこがどうも希薄で説明不足だと思えます。
2人の若かりし頃が回想シーンで登場するのも、とって付けた感は否めませんでした。