ちょっとプライベートの問題で長らくブログ休止していましたが、また細々と再開したいと思います。
早速ですが、今回のお話はいわゆる「あるあるネタ」です。
最近、ちょっと特殊なテスト(内容は極秘)を繰り返しているわけなのですがなかなか思い通りにはいきません。
みなさんもご存知かとは思いますが、物理的な問題というのは基本的になんらかのトレードオフの関係にあり、あちらを立てればこちらが立たずという「あるある」が往々にして起こりうることな訳です。
よほどの技術的な革新でもない限り、この法則からは逃れられません。
まあ各社その為の研究開発な訳ですが。
オフセット印刷に限ったことでは無いのですが、印刷インキというのはもう何十年もかけて今のバランスが出来上がっているわけで、この物性のトレードオフ関係を無視した印刷方法というのは存在しません(知る限り)。
例えば、硬いインキは汚れにくいけど転移しにくい、じゃあ転移しやすいように柔らかくすれば今度は汚れやすい、こういったトレードオフの関係ですね。
理想論を言えば
「汚れにくく、転移しやすく、ベタのツブレが良く、網点がシャープ」
こんなインキが有れば苦労はしないわけですが、おおよそこのうち2つまでしかインキ単体ではカバー出来ません。
この状態に、さらに追い討ちをかけるように原反を選ばずなんでもOKなんてインキはそれこそ存在しません。
何かを決断するときは何かを犠牲にしなくてはならないのが世の常。
なんでもかんでも全部欲しがるのは愚か者のすることです。
ですがこういった「あるある」問題を全部現場に押し付けてなんとかしろという経営者の多いこと多いこと(笑)。
出来ないことは出来ないと割り切って、勇気ある決断をしてほしいものですね。