まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。

 

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さて、本日はニップの調整方法に関してちょっとだけ触り程度に。

 

オフセット印刷の調整の中でも最重要とも呼べる「ローラーニップ調整」ですが、最近の機械では基本的に「練りローラーはバネ追従の投げ込み方式、着けローラーのみマニュアル方式」という仕様が一般的かと思います。

 

自分が新卒で働き始めた頃は社会的にも印刷業界的にも大きな転換期であり、社会的には「Windows搭載PC」や「携帯電話」の普及が爆発的に広まり、業界的にはソフト面ではCIP4やJDF、ハード面ではオートメーション化が一気に進んだ時期でもあります。

 

そんな当時、お世話になっていた印刷会社でもちょうど機械の入れ替え時期にさしかかっており、使用期間15年以上の機械に補助として配属されていたわけですが、この機械はローラーのニップ調整が「ほぼすべてマニュアル方式」だったの覚えています。

 

ローラーのニップ調整をするよりも、ローラーの脱着のほうがキツかった・・・、なんて話はさておき。

 

本題ですが、ローラーのニップを調整するにあたりまずやることといえばなんでしょう?

 

これはあくまでも「個人的なやり方」になりますが、まずすべてのローラーニップを一度完全にフリーにしています。

 

ローラーのニップというのはある一定のところまでいくと、強く押し込み過ぎたとしてもそれ以上太くならないポイントがあるのをご存知でしょうか?

 

例えば、新しいローラーを装着して、いきなりニップ確認をしたとしましょう。

 

おおよそ5㎜で良しOK!

 

いやいやいや、ちょっと待ってくださいその5㎜本当に適正ニップ圧での5㎜ですか?となるわけです。

 

ローラーニップ調整というのは、簡単に言うとローラーそのものを押引しているわけではなく、ローラー軸受け部分を動かすことで調整しているわけで、極端に言えばいくらでも押し込めるわけです。

 

ということは、軸受けだけどんどん押し込んでいくとどうなるか、ローラーの両端だけが押し込まれ相対的にローラーの中心部は撓んでしまい逆にニップ幅が細くなってしまうわけです。

 

その結果がたまたまニップ幅が5㎜だったとすると、これはもう完全に失敗な訳ですね。

 

ですので、多少面倒かとは思いますがローラーのニップ確認をする時には、まずニップ調整する全てのローラーをフリーにして、徐々に押し込んでニップ調整をするという手順でやることをオススメします。

 

ちなみに、面倒くさがりな人はニップ調整する際にインキを使わずオイル等で代用しているのを見かけますが、インキとオイル系では粘度その他諸々が違いますので正しいニップ幅になるとは思えません。

 

「個人的に」一番オススメなのはやっぱり白インキかなと。

 

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