![]() | 人間椅子 (江戸川乱歩文庫) 810円 Amazon |
内容紹介
外務省書記官夫人である佳子は、美しく才能豊かな女流作家としても知られていた。そんな佳子の元へある日長文の手紙が届く。それはある男からの告白であった……。傑作短編『人間椅子』、悪女登場でゾッとさせる『お勢登場』、兄と入れわった男の錯誤『双生児』、美しくも凄惨な恋物語『人でなしの恋』など短編10編を収録。
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・人間椅子
・お勢登場
・双生児
・人でなしの恋他
ミステリ好きを言っておきながら。
実は江戸川乱歩は初めてって言う。
ミステリと言うかホラーっぽいイメージだったから避けてたんですよね...
怖いのはちょっと苦手...![]()
でも、最近乱歩通りを通ったりしたこともあって、勇気を出して!
...これまたおどろおどろしい表紙だしΣ(゚◇゚;)
ひぃぃぃぃ、怖いよ~... |ω・`)ソーット
一遍目は「人間椅子」。
これはその名の通り、人間の椅子Σ(=゚ω゚=;ノ)ノ
どどどどうする?
あなたの座ったその椅子に...
中に人間が入っていたら...!?
そのお尻を支えているものが、見知らぬ人間の太ももだったら...!?
(言い方w)
いやでもそう言うことでしょ!?
こわこわこわこわ~!
むしろよく思いつくね!
変態だよね!(褒めてる)
と言う、期待に違わず、背筋がすっと冷たくなるような、そんな珠玉の作品が並んでおります。
一部、初期のミステリだけに、そんなトリックないわwみたいなのもありますけど、
なんと言っても時は大正ロマンの時代。
そんな部分を贔屓目に見なくても、すごい人なんだなってのが伝わる。
わりに変態ってことも![]()
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どの作品も、伏線の回収がきっちりしていて、怖いながらも安心して読める。
安心しながらも、どうやって落ちをつけるんだろう!?ってワクワクしながら。
私が好きだったのは、最後だからって言うのもあるけど「人でなしの恋」。
ネタばれは避けますが、これ、現代にも通じる恋物語じゃない!?
って言うかむしろ現代のほうが分かってくれる人多そうじゃない!?
人でなしの恋、とはよく言ったもので...
分かったときはぽんと膝を打ったよね...
タイトル秀逸すぎでしょ...
(ほんとには打ってないけどね←蛇足)
不気味ながらも美しい恋。
落ちがまた、いやいやもう。
そこらへんはちょっと現代とは違うかもですね。
今やったらただの変態だわ。いや当時でもそうか?
でも感動してしまってちょっと泣いた![]()
すべて読み終わった後、すっごい満足感がありました
不気味さもありますが、美しい文体、美しい表現、比喩、
どれを取ってもうっかり何これ芸術品じゃない!?と言いたくなるような...
耽美![]()
そう耽美!
これが大正ロマンかぁ~...と浸りつつ...
ちょい出してた明智小五郎にびっくりしてる自分。
明智小五郎、これが初出ですかねぇ~。
ってか明智小五郎は江戸川乱歩だったのね...
(そこ!?)
ってことは初めてじゃないんだな...
怪人二十面相とか子供のときに読んだことあるわ!
それが人間椅子と同じ作者とは思ってなかったわ!
いや~新たな発見でした~。
なんか最近そう言うリンクに気づくことが多いな~
いかに日頃何も考えずに乱読してるかよく分かるΣ(゚◇゚;)
もうちょっと、注意深く行こう...反省...![]()
