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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
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内容(「BOOK」データベースより)
多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。
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久しぶりのブログですよー。
みなさんまめに更新されていて、私みたいなのは感動します...
本を読むのにこれほど時間が必要だった時期はありませんね。
スマホの情報が多すぎて、本を読む時間を取れなくなってる...
活字はスマホで見ているんですけど、やっぱり紙はよいですねぇ...
と雑談は置いておいて、久しぶりの読みログ。
久しぶりなときに村上春樹さんはやっぱり良いです。
内容が同行と言う前に、(前に?)流れるような美しい文体と音楽とおいしそうな料理が出てきますからね、興味をそそられないはずはないですよ。
文も重すぎず軽すぎず、適度に意味があるようなないような、
リハビリにちょうど良い(失礼だな←いや褒めてます)。
しかし世間はたぶん新刊(「騎士団長殺し」)の方なんでしょうね。
常に出遅れる私はいつ読むことになるのやら。
この作品も、本当は読むつもりじゃなかったんです。
正直あまりひかれなかったと言うのもあるのですが...
でも、やっぱりコンプリートしたい気持ちが勝ちました!
で、この作品は、今まで読んだ中では割と現実味が強く、
普通の人による普通の人のための過去を卒業する旅、と言う感じでした。
普通の人である多崎つくるが、過去に決別された4人の同級生たちに
その原因を探りに行く旅です。
(海外にも行くので旅と言ってよいかと。)
なんとなくご都合主義な展開で、過去に4人がつくると別れたその理由も、
つくるが何十年も悩むほどの重みがあったかどうか...いやないような...
でも、ちゃんと理由があって、
ちゃんとそれをみんなが話してくれて、
そしてある意味では大人になって
つくるも含めしっかりと未来へ進んでいけるんじゃないか、と
夢が持てる展開になっていたかと思います。
もちろん一人は犠牲になってるわけで、それを忘れてはいけないけど...
あまり難しくなく、村上春樹にしては伏線の回収が多くて
読後感はわりと悪くないのではないでしょうか!?
でもそこはもちろん、最後の謎は解けないままですけどね。
つくると彼女はどうなったのー!?
中年の男は誰なのー!?
途中でいつパラレルワールドに入るのかドキドキしたり、
リトルピープルに不意に会いたくなったりするくらいには
「私たちの世界」のストーリーだったと思います。
フィンランド、行きたくなったなー。
では、貴族探偵が始まるのでこの辺で!
(誰も聞いてないよ)
(どうぞご自由にw)
御前様ー!ただいま参りますー!
