検査入院 続き
19時位になって主治医の先生が来て
「いかがでしかた?体調はどうですか?」
大した影響もなく、肺の組織を取った分血痰が出る程度で
体は何ともない。
先生から「PetCTの結果が出てるので、見ますか?」
と聞かれ、もちろん見るで即答。
先生のパソコンの前で妻と二人で見た画像は
真っ赤に色づいた左肺の大きな塊・・・
癌細胞が赤く色づいて体のどこに癌が転移してるかを見る検査と
と言う認識は先の説明で十分理解できてた。
「幸い転移はどこにも見つかりませんが、左肺は癌で間違いないと
思います。時期で言うとステージ3の後期。手術では取れない状態です」
「今回の検査結果で癌の種類が特定されるので、次の外来で治療の方針を
決めて行きましょう」
先生、この場合わしは何年生きられますか?聞いてみた。
「個人差があるので一概には言えませんが、5年生存で2割です」
ついに命の線引きがされてしまった・・・
決定打が下された。
就寝前はさすがに涙が出た。悔しかった。
そして妻に子供たちに申し訳なかった。
眠れなかった・・・